スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年11月28日

FETをつけよう MAC10 実装編

さて、前回はとりあえずユニットの説明と分解まででしたが今回は実装です

MP7とは異なり、アッパーカバーをドカンと外すと内部が極めてあっさり出てくるわけですがまずはお約束の既存配線の撤去です
まあ、これは前回やりましたので省略



はい、前回も載せましたMAC10用FETユニットです
これはプラスとマイナスの動力線が結構長さに差があります
なんでこんな構成になっているかというと、配線の取り回しに問題があるんですな







実際にメカボに動力線をはんだ付けした画像です
ごらんのとおり片方の動力線がノズルを大きくまたぐようなとり回しになっています
これはバレルというかチャンバーの下をくぐる経路が取れなかったためですな
もちろんこれに信号線も同じような経路で左側へ延ばさなければならず、ここの配線の取り回しが一つの難所といえば難所です




その一方でチャンバーより前の部分には無駄な空間がドカーンとあるんですが、アクセスには結構めんどくさそうなのでユニットの収納場所は今回はノーマルではヒューズがはまっているスペースになります



では、今回唯一の切った張ったコーナー



赤丸の部分を



こんな感じに削ります
まあ写真はまだバリを取ってませんが

ここの部分に動力線二本と信号線一本を通します

今回の加工場所ははんだ付けを除くとこれだけです
配線さえ引き直せばいつでも戻せますね


では動力線をはんだ付けしたメカボ、バレルグループを入れ込んでいきましょう





動力線は先ほど作った切り欠きを経由して前へ出しますが、その前にいったん下へ落としこみます
写真には移せなかったのですが、バレルのベース部分の下にメタルのインナーフレームがありまして、それとアウターフレームの間へ動力線を押し込みます
これをやってやらないとアッパーを入れ込んだ時にロックピンのベースに干渉してしまいます





で、前へ出したFETユニットは子のヒューズ抑えのスペースに収納

では次
信号線のはんだ付け
いつも通り二か所
MAC10の場合は左右にわかれてます




一か所目はこちら
ヒューズ抑えの銃口側についてる方




もう一か所はこちら
左側面のノーマルだとファストん端子を介して動力線がつながってたところ


さて、ここまでくればあとはアッパーをはめ込んでビスを締めて完成……なんですが
その前に一つやっておくことが



ここです
動力線が通っているんですが、こいつをホップダイヤル側に押し付けておきます

アッパーの内側に入っているメカボ抑えのパーツに干渉してきっちり閉まらなくなるので注意です
必ず動力線の処理をしないと最悪フレームが割れたり動力線の断線なんかも皆無ではないでしょう

で、完成です

今回はこの開発のため検体を探したんですが周りに持っている人がいなかったため結局JG製を購入
とはいえ使わないので現在ヤフオクに出してます

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n130703710

ユニットの方は増加試作分があるのでそっちの解説をしてから出品の予定
しばしお待ちあれ  


2013年11月27日

FETをつけよう MAC10編

FETをつけよう、今回はMAC10です
なんだかたびたび「MAC10用は?」という質問がありましたのでやってしまおうということで



イングラムです
手の小さい私には文字通り手に余る物ではあるんですが
MP7やスコーピオンに比べると図体がでかい印象がありますな

私はイングラムでぱっと連想するものがジオブリーダーズの「立山サンセクション」編という少数派です
人によっては「マックQ」だったりナム戦だったりするんでしょうが
あ、なんか「砂の薔薇」とか新谷かおる漫画でもちょくちょく出ていたような


さて、サクッと分解です
メカボをとりださないと話にならないので



メカボとバレル周り
これまたいつものコン電用メカボックスです
バレル周りというかホップチャンバーのでかい調整ダイヤルがまた目立ちますな
ばかでかいエジェクションポートから見えるアレです



で、こちらが今回の目玉
MAC10用FETスイッチです
3型準拠の高耐久タイプのユニットになってます
面実装パーツの採用でかなーり小さくなっとります


MAC10の場合これまでの電ハン、MP7と異なり、パーツの撤去はなしで装着できる構造になってます
唯一一か所だけ加工が必要な場所があるんですがそれも100均で売っている程度の工具で可能なものです
まあ、はんだごて必須なのはこれまでと変わらないんですが

そういえば世の中には導電性接着剤という便利グッズがあるようで
はんだ付けが苦手な方は試してみては

さて、今回はここまで
次回は実装編です  


2013年11月21日

次世代後方配線にヒューズを追加

のどの痛み→頭痛→発熱→のどの痛み→吐き気→筋肉痛→のどの痛み→下痢という、なんだか風邪の諸症状をコンプするような不思議な風邪ですが勝利まであと一歩というところです
寝床で今まで書いてなかった記事をまとめつつ養生してますです


さて、今回は先日ようやく完成した次世代HK416の追加加工です
まあ、といってもヒューズを追加したんですが

新たなFETを採用したことによりやや余裕を得たわけではあるんですが、何分力のあるリポバッテリーでの運用が前提なので安全対策はしておきたいところ

依頼主の方もすでにオプションNo.1製と思しき変換コネクタを搭載してリポで運用だったのですが、コレヒューズオミットしてるんですな
さすがにそれでは怖いので



こんな感じでヒューズをかませてみました

ヒューズがぶっ飛んでくれるおかげで万が一のトラブルでも安全性が確保できます

ATSヒューズに限らずミゼットヒューズあたりでも大丈夫かもしれませんな
標準サイズのガラス管ヒューズはさすがにスペースはないですが

というわけで次世代電動後方配線に関しましてオプションの展開始めました
今のところ二石化とヒューズぐらいですが今後まだ増えるかも

  


2013年11月20日

FETをつけよう MP5編

風邪をひいてゲームに出られずフィールドから遠ざかりっぱなしな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか
関東は急に寒くなりましたのでなんとも・・・・・・
皆様風邪をひかれない様お気をつけください
仕事も趣味も体が資本ですw




さて、今回はMP5です
ひょんなことからCYMAのMP5Jが手に入ったのでFET化してみます

まあ分解までは他の方がやっておられるのでそちらをご参考にしていただくとして、今回は配線の取り回しを中心においていきます



メカボックスは何の変哲もないVer2系メカボ

純粋なVer2と違って前に出す配線の穴がないです
ここに穴が開いていればまったく話は違ってくるんですが



そう、実はMP5のプラフレーム、モナカなんです

コレはCYMAだからかと思ってマルイの説明書を見たら

マルイもモナカでした

まあ、この配線の取り回しを見る限り、モナカじゃないと厳しいですな、うん

さて、配線なんですがコレがまた長い
後方配線で且つバッテリーが前配置ということでメカボの長さ分丸々長いんですわ
図ってみるとなんと総延長60センチ

おいおいおいコレ、89式と同じくらいの配線の長さじゃん

純正配線はメカボを出たところで分割点があるのでここでいったんはずし、メカボ取り出しとなります

ただ、FETの配置でひと悶着

メカボを出た直後に配置すれば非常にコンパクトな配線になって取り付けも楽なんですが
そんな場所はない

ピンやらストック周りのパーツやらで純正のコネクター(ミニコネクター)での接続を考えるとはっきり言って無理
次世代電動で使ってる87系統の小型FETならいけるだろうけどそれでも微妙


なので今回はオーソドックスに前まで引っ張りました
一体で



べローンと長いです

ほぼ銃本体全長分となっとります

取り付け自体はいつもどおり二本の信号線はスイッチへ動力線はモーターへ接続
写真は撮り忘れましたがまあいつもどおりなんで


さて、では配線の入れ込みです

見てのとおり、長いです
でもって無駄な排熱を作りたくないので純正と違って分割点無しの一体仕様

なのでちょっと取り回し大変です



こんな感じです
ストックのアームが通る溝の上下を行ったりきたりして、チャンバーユニットの下を通って前へ抜けるってルートですね
配線が長くてぶらぶらしてしまうのでもともとついているテープをそのまま使って固定してもいいですね
チャンバーユニットとフレームの間を通っていきますので、ビス止めのユニットが一種の押さえの役割をかねてる感じです

さて、次は後ろ半分です




こんな感じ



メカボを出た直後に一旦上に行ってそのあとビス用の受けを回って前へ向かう感じです



ちなみに後ろから見るとこんな感じ



しかしビス穴を回らなくても配線は通る・・・・・・というかこっちのほうが余裕があります




なんか写真上下逆になっちゃってるんですがこんな感じです

あとは普通に組み立てるのみです


一応MP5で、且つハンドガード内またはその周辺にバッテリーを収納する仕様の電動ガンなら大抵使えるはず

一時期に比べるとMP5って減った気がしなくもないですがまだまだ現役でいけます
M4系に比べるとなんだか軽く感じます
最近は日本の警察系特殊部隊で使われてるせいかメディアの露出もありますしね
そういえばMP5のポジションって次は何になるんですかね?
先進国では結構前から採用してましたがそろそろ「次」を探す時期だそうで
やっぱM4あたりなんでしょうかねえ



いつもどおりヤフオクで「自作パーツ MP5系統用前方配線FETスイッチ」で出品してますんで興味のある方はどうぞ
  


2013年11月14日

FETをつけよう パッケージリミテッドの怪

WOTで四号が楽しい今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
105ミリ短砲身のションベン弾がイカス!

次世代M4後方配線などで使っているIRLR7833なのですが、自分用にPDW用などでも使っていてさっくりきびきび動いてます
まったく問題ないんですが、ちと気になることが

きっかけはゲーム仲間の方のHK416なんですが、ヤフオクで出しているものを組み込んでます
ただ、面実装のIRLR7833を使ったスイッチを使っていたんですが組みつけの際にうっかり閉めすぎて足を折ってしまったらしく使用不能に

現行型では足の保護をかねてチップ抵抗とユニバーサル基盤で足をサンドイッチにする構造で強度を確保しているのでご安心を
面実装パーツに限らずFETの足は案外折れてしまうんですな、あっさり
それを防ぐために基盤で足を保護するというやり方はコレまでもいろいろな方がやっておられますので安心な方法ではあります
図体が大きくなりますけどね
そこは面実装パーツでカバーw

そっちは問題なく改良ができているわけなんですが・・・・・・

FETそのものにちょっとした謎があるんですな

あ、決して悪い意味じゃないですよ
むしろ予想外というだけで

地味に知られていることなんですがIRL3713などのパワーMOSFETは一般に出ているものは実はデータシートどおりの電流は流せないという制限がありまして、うっかりすると面倒なことになるんですな

データーシートの一番下に書いてあるんですな「 Calculated continuous current based on maximum allowable junction temperature. Package limitation current is 75A.」(データシートより引用)って

要するに「この値は設計上の理論値で製品版は75Aまでしか流せないよ」ってことなんですが

実際のところ75Aもあればまったく問題ないんですがね

ちなみにIRL3813の場合は120Aまでになっとります
今後はこっちをメインに使っていくことになりそうです

で、問題のIRLR7833です
こいつもやはり制限がかかっているんですが、その値がまた問題
30A

一般にFETスイッチの場合、IDRは40A以上が望ましいみたいなことなんですが
ただ、スタンダート電動ガンを動かそうが次世代を動かそうが特に問題なくきびきび動くんですな、コレが
一応SBDは入れているのでサージ電流の吸収がうまくいっているせいなのかもしれませんが

だがしかし、現状使えてるからといって安全、だからここで完成というわけでもない

で、後釜を探したところありました



IRLR7843とIRLU7843です(一番右側のは比較用のIRL3713です)
型番を見てわかるとおり7833の後釜と思われるFETです
IRLRのほうは面実装向けなので足二本、IRLUのほうは通常の三本足です
三本足なので普通に多石化できます


IRL3713とIRLU7843高耐久型、IRLU7843二石高耐久型、IRLR7843高耐久型

で、気になるIdrなんですが理論値で160A、パッケージリミテッドで50Aとなっており、普通に使う分には特に問題なしです
特にIRLUのほうは多石化できるのでコレでとりあえずは安心です

つーわけで次世代後方配線・ロープロ型も二石化できるようになります
次世代後方は高耐久はちょっと苦しいかも二石は何とかいけそうなんですが  


2013年11月13日

FETをつけよう STEN Mk2編


寒いぜ!

FETをつけよう、今回はSTEN Mk2です

一部を除いて部品さえあれば自転車やさんで作れる価格2ポンドの自動火器というなんともトンデモな短機関銃です
ダンケルクで大量の兵器を失った英国の苦肉の策というか英国面の底力というか・・・・・・
まあ、ダンケルク後のホームガードは猟銃だのホームガードパイクだので武装してましたから、確かに必要だったものではありますな




ホームガードパイクとホームガードの皆さん

そんなわけで今回はAGM製のSTEN Mk2(初期型)です
やはりサバゲ仲間の方の頼まれ品。以前手直ししたんですがスイッチの具合が悪いとのことでスイッチ周り新造


初期型STEN MkⅡ




STENはVer6改のメカボックスなのですな
モーターの配置角度と方向が異なっとります
なのでP90と同じくかなり余裕がある構造になっておりますので大型のFETユニットでもつけ放題です
・・・・・・まあ、ハイサイ超高電圧仕様とかじゃない限り広大にスペース余るんですけどね
元になったVIVA ARMS製のSTENは本体内にバッテリー収納なのですが、コピーのAGMはストックパイプ内にうなぎ改(ちょっと細身)を収納するのでやや限られる感はありますが、まあ常識的には問題なさそうです
というかVIVA ARMSのほうもほかの方から預かってますが・・・・・・作りが恐ろしいです

さて、AGMのステンの恐ろしさはスイッチにあるといえるでしょう
原理的には標準的な三点式スイッチなんですが



なんと金属製のトリガーが接点を兼ねてますw

VIVA ARMSのほうはスイッチはマイクロスイッチなんですが
何があったAGM

で、つけ方自体は簡単ですな
もともとついていた赤いケーブルをとって二つの接点にそれぞれ半田付け



こんな感じ
スペースに余裕があるんで2sqクラスの電線を使ってもいいんですがはっきり言ってSTENはM4みたいにバリバリチューンって方向ではないでしょうから、いつもの1.3sqで

あとはさっくり組み立てて完成
取り付け自体はもうなんというか簡単そのもの
P90よりスイッチの構造が素直なので簡単ですな


実はまだまだ後二丁STENをやらなきゃならというステン付けw0