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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年02月21日

64式 マイクロスイッチ換装の件

S&Tの64式はマイクロスイッチメカボです
マイクロスイッチはMINIMIなんかでも使ってますし、一部ではカスタムVer2メカボなんかにも採用されています

マイクロスイッチの利点はセミの切れが良くなるといったものですが、反面大電流を扱うようにはできていません
ましてやリポの様な高性能バッテリーで使うと案外あっさり焼けたりするそうです

当然、焼けたら使い物になりません
マルイメカボの様な三点式スパークスイッチと異なり接点だけ交換なんてこともできません
スイッチ丸ごと交換です
それを防ぐにはFETとの組み合わせなんかが有効ですが、まあこっちは前にもやったので『FETは好かん』という方向けにマイクロスイッチの換装実験なんぞやっていきます
交換部品が何だかわからんだとあまりにアレですし




では、スイッチを見ていきましょう

電動ガンで一般的に使われているV規格のマイクロスイッチで、押しピンタイプのものになります
MINIMIなんかのV152-1スイッチと同じ規格ですが、あちらはアーム付き、こちらは押しピンと若干仕様が異なります
V規格のマイクロスイッチは接点が三か所あります
つなぎ方によって『常時オン、ピン動作でオフ』『常時オフ、ピン動作でオン』という二通りの使い方ができます
前者はMAGPUL ACRで、後者は64式を含めた他のメカボで採用されている方式になります
国内産ですとオムロン製なんかが有名ですね
健康器具メーカーとしてだけでなく、スイッチメーカーとしても有名です
秋葉の電子部品のお店なんかでもよく見かけます

一概にV規格のスイッチといっても、用途や定格電流、電圧、ピンの押ししろなんかでいろいろ種類があります
なので異なる仕様のものでぶち込んでも動かない、使えない、そもそも入らないなどということもあります


スイッチの動作は0.75ニュートンで動作するものになり、まったく同じ動作圧力はラインナップにありません
なので近いところを狙っていきます

ちなみに、ARMY FORCE製のQDメカボVer2もありまして、そちらもマイクロスイッチメカボだったりします
これはしばらくM4(といってもまともなM4じゃなかったですが。SR47にぶち込んでました)のなかみだったのですがあちこちへたってきたので更新しました

こちら用に何点かマイクロスイッチを用意してましたが、こちらともフィッティングをしてみます


では今回試した3個と、純正で入っていたブツ




VMS15(純正)
V15-1A5(オムロン製。動作圧力重め)
V16-1A5(オムロン製。動作圧力重め。ARMY FORCEメカボ互換)
V16-1A4(オムロン製。今回の互換)

なお、あまり動作圧力が違うとメカボックスによってはセミがバーストになったりします
カットオフレバーとの関係でマイクロスイッチのピンが戻ろうとする力が大きすぎるとセミオンリーに、弱すぎるとフルオンリーになります

組み込みにあたりちょっとした加工が必要になります

具体的には三本ある端子をことごとく折ります




このとき注意しないと端子が根元から折れたり、最悪筐体そのものが割れますので、無理をせず、端子の根元にある筋で折るようにラジオペンチなんかで力を掛けていくといいでしょう
なんだったらニッパーであらかじめ切れ込みを入れておいてもいいかも


で、入れ込みます
元あった場所に入れなおすだけなので全く問題なしですね
はんだ付けです
が、前回やったので省略

ちなみにA16-1-A4は秋葉原をうろうろしても見つからずオムロンの通販に頼みましたが発注直後にオムロンさんから「A16-1-A4は受注生産になるから一週間くらいかかるけど・・・・・・いい?」というお電話が
まあないと困るので頼みましたが4日ほどで届きました
さすがオムロン
というかそこまでやってくれてホントありがたいです
小口の注文なのに・・・・・・




結果的にA16-1-A4で全く問題なしで、先日オーナー氏に試していただいたところ問題なしとのこと
まあ、若干サイクルが遅いけれどまあ30口径だし問題ないかということに

ちなみに当日、別のオーナー氏も64を持ってきていて64が2丁とか……
小さい集まりなのになんで?

別の参加者氏もSA58だし
当日不調だったけど私もSR25持って行ってたし

やはり時代は30口径か
  


Posted by 猫工作兵  at 10:00Comments(7)S&T 64式小銃

2015年02月09日

LCT AS VAL 分解と整備

今回はLCTのAS VALです
年末に整備依頼でうちに来ていたんですがあれやこれやで手が付いていなかったんですが



AS VAL自体は特殊な方々向けの消音ライフルだそうで、ロシア系の特殊な方々が跳梁するお話ではよく見かけますね
ゲームでもちょろちょろ見かけますし
DRAKER THAN BLACK 流星の双子というアニメで頭のほうでFSBの皆さんがこれの狙撃銃バージョンであるところのVSSヴィントレスのほうを使ってましたな

9×39とライフル弾としては大口径で重たい弾を亜音速で飛ばすことで消音効果を高めているんだそうな
このカートリッジ自体も新型弾薬のご多分にもれずバリエーション展開を図っていますがコンパクトアサルトライフルという需要があるんだかないんだかというジャンルになってしまうので今一つ日の目を見ていないみたいですが

さて、分解です
ちょろっと探しても分解してるサイトとか見当たらなかったので分解も見ていきましょう



まずはバッテリースペースを兼ねたサプレッサーの部分を外します
サプレッサーの付け根の下側にボタンがあり、ここを押すとサプレッサーが回ります
この後、このボタンを押しながらハンドガードを前へ抜いていきます




ハンドガードを外し、今度はメカボの抜き取りにかかります
まずはサプレッサー基部のいもねじをはずすと、バレルとチャンバーが前へずれるようになります
続いてマズル側のいもねじを外すと、インナーバレル・チャンバーがフリーになりますので、それらを前へずらす




そのあとはグリップとボルトカバーを外します
グリップはオーソドックスな底でビス止め方式になってます
セレクターはAKとは異なる機構になってます
ここまで外せばあとはAK系統の電動ガンよろしくセレクターを外すここでメカボが抜けるようになるのですが、この個体はセレクター軸のねじがかなりきっちり閉まっているらしく、ちょっとやそっとじゃ動きそうになかったのですな




なのでセレクタープレートとリンクしているここのねじを外します
これでメカボはフリーになり、上へ抜けますが、造りがタイトなので慎重に抜いていく必要があります
あっさりメカボの表面に擦り傷がつきます
また、セレクタープレートはアームでセレクターレバーとリンクしていますので、精密ドライバーなんかで押さえてひきぬく形です

メカボを抜くと一緒にセレクタープレート、左側セレクター(?)が一緒に出てきますがセレクター周りはビス止めされていないので簡単に抜けます
なくさないように注意です




はいメカボご開帳
一見オーソドックスなVer3ですが、VS VALの場合グリップ側にセミ・フルのセレクターがありますので、うっかりなくさないように
なくすとセミオンリーになります
ピンで刺さっているだけで実質フリーなので、メカボをひっくり返せばあっさり抜けます

さて、では内部ですが……さすがLCT、あんまり手の入れるところがないです
なので今回は清掃とグリスだけ

ではFETです
構造としては次世代AKに近い構成になってます
バッテリースペースがサプレッサー内部なので前配線、ボルトカバー内チャンバー横にユニットを収容です
出品版ではこの構造





一応2石でも収容できるよう確認済み
結構タイトですが

取り付け自体は通常のVer3系統と変わりません
スイッチ端子についている配線をとって代わりに信号線をはんだ付け
ユニットはチャンバーわきに来る形になります




しかしこちらは持ち主様の意向のもと、セパレートタイプで作ってます
なのでバッテリースペース内に入る感じです
別によくFETをすっ飛ばすからというわけではなく、単純にチーム内でのバッテリーコネクタの問題から複数の同仕様のユニットを用意しておこう、という試みになっています

引っ張れば外れるファストン端子を使っているので万が一すっ飛んだ時も迅速に対処できたりします

さて、このAS VAL用FETも需要があるんだかないんだかよくわかりませんが、とりあえずまた出品しておきます
なんだか最近はいろいろなメーカーででてますからねえ、AS VAL
他社のレイアウトがどうなっているかわかりませんが他社製をお使いの方にも参考になればいいです

次回はまた64式さんが送られてきたので整備しつつマイクロスイッチの換装実験などやってみようかと
  


Posted by 猫工作兵  at 08:00Comments(0)LCT AS VAL

2015年02月08日

FETユニット

どうも、虫歯が痛んで仕方がないので何とかしてもらいに歯医者に行ったらドクターキリコよろしく「ああ、こりゃ駄目だな」と歯をぬかれたけれど二本抜いたうちの一本は小指の爪ほどの大きさしか残っていなかった猫工作兵です

皆さんも歯はお大事に!


ちなみに血が止まらなかったので脱脂綿をかんだまま引っこ抜かれた歯(with肉)を眺めてなんとも言えない気分だったのは内緒です
自分の体の一部が離れてしまうのは本当に堪えますね

うん、本当に歯は大事にしないといけません


さて、痛い話はここまで
今回はずいぶん前から出品していたけれどこちらで触れていなかったFETユニットのお話です




他のショップさんなどで製作しているFETと同様、ユニットのみの品になります
コネクタや動力線をつなげることで自由にFETスイッチを配置することができます
自由度が高い反面、はんだ付けの手間は最低で6か所、接続部の絶縁などを考えると手間はかかります

セットの中には接続時に使う絶縁用の熱収縮チューブも赤黒2セット付属しています

ユニットは他のスイッチで「2型」として出している保護回路・SBD標準装備のものになります
小型のもの(IRLU8743)と標準サイズ(IRLB3813)のものと二種類ご用意しました



使い方ですが、白いチューブでマーキングしてあるほうがバッテリー側、信号線が出ている側がモーター側になります

動力線の極相は間違えると致命的なのでこれだけはお間違えのないように
赤のチューブが付いているほうがプラスです

マーキングなしがマイナスになります

簡単にいえば、白いマーキングのほうにバッテリーコネクタ、反対側にモーターを持ってくるように配置する形になります


信号線のほうは極相関係ありません
こっちはトリガーを引いたときにスイッチオンになるようにはんだ付けです
小学校の理科で今やるかどうかわかりませんが電気というのは回路が閉じていないと流れません



まあ、MAGPUL ACRのように特殊な例もありますが

最近小型FETユニットの改良を模索中でいろいろ買って試しているんですがIRLU3813ってひょっとして結構使えるんじゃね?と考えてみたり
ON抵抗の低い奴って案外ないもんですなあ


まあ、これ以上小さくすることにどれだけ意味があるかと問われると答えに窮するわけなんですが
何分手はんだなので限界はあるわけですよ
可能性があるならやってみたいじゃないですか(ぉ



探してみたらよさげなのが見つかったのでうまくいったらまた御報告をば
  


2015年02月06日

スキッピーがもはや陸軍で許可されない213のことのリスト

「スキッピーのリスト」というのをご存じだろうか
スキッピィーが陸軍でやってきた数々のイタズラに対し出された、「べからず集」のようなものです
まあ、スキッピー本人だけではなく、一種の企画としてあれこれと追加されているので、今も増え続けているようで、213どころではなく項目が増えているんですが

一種のミリタリージョークなのですが、これが地味に来るんですな

某ニコ動なんかでよくある「自衛隊に足りないもの」とか「愉快な軍隊」とかのタグが付いてる動画のような、兵隊さんの御遊びの一つですな

例をあげると

1.勤務時間中にサウスパークを見てはいけません
のっけからさぼってます

7.将校への報告の末尾に、「予言によると」とつけてはいけません
神託を受けたんですかね

8.気に入らない将校の写真を戦争犯罪人のポスターに貼ってはいけません
アイコラ……か?

46.将校を解任する権限はありません。したいです
いやいやいや、本人書いてないかこのリスト

65.ベットの下に悪いピエロは住んでいません
イットか、イットなのか

100.「クレイモア地雷はおいしいキャンディーが詰まっている」と新兵に教えないでください
問題は中身がキャンディでも相当痛い目を見る件

117.海賊版を政府の機器で再生するのはやめてください
ポータブルDVDプレイヤーは長旅と海外展開の御供です

171.訓練で将軍のヘリを撃墜しないでください
あー、FPS症候群ですか

193.フリーメーソンとリトルグレイは、われわれの命令系統に存在しません
な、なんだってー!!!

……暇な兵隊がやってそうな悪戯とおふざけが延々続きます
兵隊は暇になると遊び始めるものですからね、これでいいんでしょうけど

こんなことに興じていられるくらいに平和だといいんですけどね

SCP財団という、創作都市伝説企画の中にある「ブライト博士が財団で禁止されていることのリスト」の元ネタになっているのだそうで
私はそっちから知ったんですな
地味に楽しいです
ホラーとか都市伝説とか怪談とか階段とかお好きな方は楽しめるかと思われます
http://ja.scp-wiki.net/
  


Posted by 猫工作兵  at 20:23Comments(0)スキッピーのリスト