2017年03月26日
FETを付けよう 次世代M4系統用 大容量型 その1
そういえば先日のイベントでようやくU-511が出てきました
これで潜水艦戦力が充実する
伊26?伊13?何ですか知らない艦ですね(血涙)
というわけで
もう何度目かという次世代M4用のバリエーションです
昨今はサマコバやLONEXのTITANシリーズとかおっそろしいモーターが跳梁跋扈しているわけなんですがこいつらがまた有能なもので、セミ運用でありがたいことにレスポンスが上がります
ただ、これはこれでFETにとっては結構な勢いで問題なわけです
セミオート射撃とは、単発射、つまり1発撃って止まるというサイクルです
モーターが一発分回転し、止まる
30連マガジンをフルオートで撃つか、バーストで撃つか、セミで撃つかでFETへの負担は大きく変わるわけです
なんで負担が大きくなるか?
小学校理科で電磁石の実験をやった方ならわかるはず
やったよね?コイル巻いて電磁石作ってモーター作ったよね?(縋るような目で
昨今の初等教育における内容の偏重とその社会的影響についてはいろいろ意見があるのですがそれはまた別の機会に
さて、モーターは発電機と本質的に同じものです
モーターに電気を流せば回転しますが、モーターを回せば逆に電気が発生します
回転が止まるときに発生する電流は、本来のように電池からモーターへと逆の向きに流れます
つまり、FETを搭載した電動ガンなら、モーターからFETに向かって電流が流れてしまうわけです
これがFETにとってはひじょーにキビシイ
そのためにモーターやFETにSBDを搭載し、逆起電流を吸収する対策をとっています
たまに「併用すると壊れる」という話を聞きますが、むしろ「併用しないと壊れる」が昨今では正しいかと
みんな大好きIR社のようなFETを作っているメーカーも、もちろんその対策により逆起電流に対する耐久性を高めたFETを開発しています
とはいえ手に入る中で、人間の手で製作可能で(なんでかというと現代のモバイル機器の基盤を見れば一目瞭然)、かつコスト的に何とか許容できるレベルのなかでFETを選んでいると範囲は狭まってくるわけです
まして次世代M4系統後方配線で使っているIRLR8743のようなサイズのFETに限定するともう本当に数がない
あの狭いスペースにどうやって押し込むか、という問題になれば付属回路をとにかく小さくする、減らす、どっかよそに移す、この三点になります
とにかく小さくする、これは先にも言ったように部品はいくらでも小さいものがあるけどそれを加工するにはもはや人間の手ではダメ。まあ、私が手先が不器用ってこともあるんですが
減らす、というのもやはり問題がある
先にも言ったようにFET保護のための部品は必要なわけで、それを減らせばFETへの負担が増えて、ゆくゆくは暴走です
小型ユニットで使っているIRLR8743の扱える電流は50Aですので、ここはもうどうしようもありません
新型モーターにどこまで耐えられるのか疑問が残ります
しかし、あのスペースにIRLB3813のユニットを押し込むことはできそうにありません
部品点数を減らしてやればあるいは入るかもしれませんが、それではやはり逆起電流をさばききれないでしょう
じゃあ、どこかへ移せばいいじゃないか、というのが今回のコンセプトです
というわけで出てまいりました
ででどん
構成的には折り返し型のセパレートと同じなんですが各部のサイズが異なります
あの狭苦しいスペースに詰め込むのではなく、そのまんま延々ストックまで引っ張ってきてしまおうってのが今回のミソになります
この配置には一つ大きな特徴がありまして
スペースの問題からほぼ解放された関係で標準サイズユニットが使える
ということです
いや種明かしをするとこれの開発はもう一つの問題を回避する苦肉の策でもありまして
こいつ
フレームエンドプレート、まあ人によっては代わりにスイベルがついていたりするんですが、取り付けて最終的に組み上げる際、バッファリングの締め込みでユニットを押しつぶして壊した、というお話を何回か聞いており、その対策でもあります
まあ、しばらく前からひそかにやっていたユニットそのものの小型化もやっていたわけなんですがそれでもやはり壊してしまう例というのはあるものでその対策に、というものでした
既存の次世代後方配線があくまで純正のバッテリー端子を利用することを前提としていたのに対し、こちらは初めから直接バッテリーストック内に配線を引っ張るので、スライドレールを介した際のロスをなくすことができます
また、既存の標準ユニットを使うことによりヒューズを搭載しています
純正のガラス管ヒューズよりも抵抗の少ないATSヒューズを使っているので、これでもさらにロスは減ります
バッテリースペースを半分つぶすという点はバッテリー選択の幅を狭めてはいるものの、リポ運用ということを考えればバッテリースペースいっぱいいっぱいのものを使うということは少ないわけで片側が空いていればまあ看過できる問題ではないかと
直接コネクタを付けられるという点は、余計なパーツを追加することもないですし
これまでのものより総合的に見てロスの少ないものに仕上がっています
では、次回は実装ということで
これで潜水艦戦力が充実する
伊26?伊13?何ですか知らない艦ですね(血涙)
というわけで
もう何度目かという次世代M4用のバリエーションです
昨今はサマコバやLONEXのTITANシリーズとかおっそろしいモーターが跳梁跋扈しているわけなんですがこいつらがまた有能なもので、セミ運用でありがたいことにレスポンスが上がります
ただ、これはこれでFETにとっては結構な勢いで問題なわけです
セミオート射撃とは、単発射、つまり1発撃って止まるというサイクルです
モーターが一発分回転し、止まる
30連マガジンをフルオートで撃つか、バーストで撃つか、セミで撃つかでFETへの負担は大きく変わるわけです
なんで負担が大きくなるか?
小学校理科で電磁石の実験をやった方ならわかるはず
やったよね?コイル巻いて電磁石作ってモーター作ったよね?(縋るような目で
昨今の初等教育における内容の偏重とその社会的影響についてはいろいろ意見があるのですがそれはまた別の機会に
さて、モーターは発電機と本質的に同じものです
モーターに電気を流せば回転しますが、モーターを回せば逆に電気が発生します
回転が止まるときに発生する電流は、本来のように電池からモーターへと逆の向きに流れます
つまり、FETを搭載した電動ガンなら、モーターからFETに向かって電流が流れてしまうわけです
これがFETにとってはひじょーにキビシイ
そのためにモーターやFETにSBDを搭載し、逆起電流を吸収する対策をとっています
たまに「併用すると壊れる」という話を聞きますが、むしろ「併用しないと壊れる」が昨今では正しいかと
みんな大好きIR社のようなFETを作っているメーカーも、もちろんその対策により逆起電流に対する耐久性を高めたFETを開発しています
とはいえ手に入る中で、人間の手で製作可能で(なんでかというと現代のモバイル機器の基盤を見れば一目瞭然)、かつコスト的に何とか許容できるレベルのなかでFETを選んでいると範囲は狭まってくるわけです
まして次世代M4系統後方配線で使っているIRLR8743のようなサイズのFETに限定するともう本当に数がない
あの狭いスペースにどうやって押し込むか、という問題になれば付属回路をとにかく小さくする、減らす、どっかよそに移す、この三点になります
とにかく小さくする、これは先にも言ったように部品はいくらでも小さいものがあるけどそれを加工するにはもはや人間の手ではダメ。まあ、私が手先が不器用ってこともあるんですが
減らす、というのもやはり問題がある
先にも言ったようにFET保護のための部品は必要なわけで、それを減らせばFETへの負担が増えて、ゆくゆくは暴走です
小型ユニットで使っているIRLR8743の扱える電流は50Aですので、ここはもうどうしようもありません
新型モーターにどこまで耐えられるのか疑問が残ります
しかし、あのスペースにIRLB3813のユニットを押し込むことはできそうにありません
部品点数を減らしてやればあるいは入るかもしれませんが、それではやはり逆起電流をさばききれないでしょう
じゃあ、どこかへ移せばいいじゃないか、というのが今回のコンセプトです
というわけで出てまいりました
ででどん
構成的には折り返し型のセパレートと同じなんですが各部のサイズが異なります
あの狭苦しいスペースに詰め込むのではなく、そのまんま延々ストックまで引っ張ってきてしまおうってのが今回のミソになります
この配置には一つ大きな特徴がありまして
スペースの問題からほぼ解放された関係で標準サイズユニットが使える
ということです
いや種明かしをするとこれの開発はもう一つの問題を回避する苦肉の策でもありまして
こいつ
フレームエンドプレート、まあ人によっては代わりにスイベルがついていたりするんですが、取り付けて最終的に組み上げる際、バッファリングの締め込みでユニットを押しつぶして壊した、というお話を何回か聞いており、その対策でもあります
まあ、しばらく前からひそかにやっていたユニットそのものの小型化もやっていたわけなんですがそれでもやはり壊してしまう例というのはあるものでその対策に、というものでした
既存の次世代後方配線があくまで純正のバッテリー端子を利用することを前提としていたのに対し、こちらは初めから直接バッテリーストック内に配線を引っ張るので、スライドレールを介した際のロスをなくすことができます
また、既存の標準ユニットを使うことによりヒューズを搭載しています
純正のガラス管ヒューズよりも抵抗の少ないATSヒューズを使っているので、これでもさらにロスは減ります
バッテリースペースを半分つぶすという点はバッテリー選択の幅を狭めてはいるものの、リポ運用ということを考えればバッテリースペースいっぱいいっぱいのものを使うということは少ないわけで片側が空いていればまあ看過できる問題ではないかと
直接コネクタを付けられるという点は、余計なパーツを追加することもないですし
これまでのものより総合的に見てロスの少ないものに仕上がっています
では、次回は実装ということで
簡易プリコック機構について
FETをつけよう HK45分解・配線総とっかえFET編
FETをつけよう HK45分解編
FETスイッチの話 ~3線式と4線式について
FETをつけよう 番外 PKMマガジン編
FETをつけよう M4前方配線編(セパレートなし)
FETをつけよう HK45分解・配線総とっかえFET編
FETをつけよう HK45分解編
FETスイッチの話 ~3線式と4線式について
FETをつけよう 番外 PKMマガジン編
FETをつけよう M4前方配線編(セパレートなし)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
モーターブレーキ機能があるFETが搭載された電子トリガーにSBDを使うと仕組み上SBDが壊れると思います。なので必ずしもFETにSBDは必要とは限りません。
うちではそこまで高機能なものを作ってませんので、そのあたりは考慮に入ってませんでした
確かにブレーキをかけてしまえばSBDの役割は必要ありませんね
勉強になります、ありがとうございます