2018年11月06日

FETを付けよう MP7用FET改良の件

今回はMP7用の改良のお話

FETを付けよう MP7用FET改良の件



現行のMP7用はガン側のスイッチユニットに信号線をはんだ付けしてスイッチの開閉動作を行っています
そのため、取り付け後に分解する際、はんだ付けした個所をはがす作業が必要になります
が、やはりこれはめんどくさい
以前スコーピオン用でも同様の問題にぶつかったので、今回はMP7用を改良しよう、という趣旨です


というのも最近SVDがようやくまともに、かつ納得のいくレスポンスになったので実戦投入しようという段になっているわけですが、何分サイドアームがハンドガンのみというのはいささか心もとない

しかしFPSのようにM4をもう一丁・・・・・・は重たい、でかい


ではPDWということで次世代HK416C・・・・・・は重い。M4ほどじゃないけどでかい


ならば最近軽いので重宝しているGEのKAC PDW・・・・・・だとちょっとまだでかい


じゃあ電ハン・・・・・・は小さすぎる。性能的には十分だが、その、なんだ、もうちょっとでかいといい。あとストックがあるといいなあ


お、なんか小型の3セルリポがあるじゃーん、コン電に組み込まない手はないよなぁ?

というわけでMP7を引っ張り出してサイドアームにしようということでいじっているわけです

おりしもMP7用のご用命を承りまして、やはり取り付け後の分解の手間を省きたい、ということでしたので今回の製作と相成りました

FETを付けよう MP7用FET改良の件


全体的な構成はあまり変わりません
今回の改良点は信号線側がメインになります

FETを付けよう MP7用FET改良の件

セパレート方式になっています
本体側とユニットを繋ぐ信号線を、途中でコネクタを付けることで簡単に切り離せるようにしてあります

これにより信号線のはんだ付けが楽になった、という副次効果もえられました
これまでのは隙間を通すときにコツがいりましたので、取り付けはこっちの方が簡単ですねえ

今回は石も何種類かご用意いたしました

A型 いつものBUK9E
安定の逸品
コン電メカボには全く問題ないFETで、通常のフルサイズメカボも行けます

B型 IPD90N
小型ユニット。IRLR8743よりも低発熱、低抵抗のFET
三種の中でFETの性能的には一番高いです
保護回路と大型SBD、耐衝撃加工もしてある、小型4型仕様のユニットになってます

C型
同じく小型ユニット
いつもの次世代M4用で使っているものと同じ、安定感のある小型ユニット
小型化に主眼を置いている仕様になります

では取り付けていきましょう
分解は省略

まず本体側
信号線側を取り外し、緑の配線をヒューズホルダのストック側にはんだ付けです
端子がついている黄色の線は既存配線が刺さっていたスイッチ端子のうち、やはりストック側に接続します

FETを付けよう MP7用FET改良の件


本体側の取り付けに関しましてはいずれもストック側に近い端子への接続、という形です

FETを付けよう MP7用FET改良の件

次にメカボ側
メカボ側は動力線をモーターへの接続です
極相を間違えるとFET破損を含む故障が出るのでご注意を
赤のマーキングをプラス、マーキングなしをマイナスに接続です

組み込みです

さて、本体にメカボを組み込む前に本体側の一部を外します
純正マイクロバッテリーを収納するスペースの一番奥、説明書の部品表でいうところのMP7-35のバッテリーベースを外します
前側からドライバーでビスを外し、反対側からつついてやれば簡単に取れます

FETを付けよう MP7用FET改良の件

メカボは組み込みに際し、あらかじめヒューズを外しておくと開口を通しやすいです

FETを付けよう MP7用FET改良の件

配線経路自体は変わりませんので上側の開口からいったん出して

FETを付けよう MP7用FET改良の件

先ほど外したバッテリーベースの開口から前側に送り出します
取り付けておいた信号線と本体をここで接続し、ヒューズを戻して押し込みます

FETを付けよう MP7用FET改良の件

FETを付けよう MP7用FET改良の件


あとはトップレイル、ストックなどを元に戻して完成です


さて、個人的に残る問題はただ一つ
実際にこれとSVDを抱えてフィールドに出るかどうか(本末転倒)




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Posted by 猫工作兵  at 07:09 │Comments(0)カスタム トイガン FET リポバッテリー

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