2015年07月18日
FETをつけよう SIG552 実装編
引き続きSIGです
SIGというとお金持ちの銃ってイメージがあるせいかあんまり使っているのが思い浮かびませんね
個人的には
①シールズ とりあえずなんか特殊作戦?
②厚生省衛生2課 化け猫とガチで殴り合い。時々①や海兵隊と撃ち合い?
③PMC ただしAチームの連中を追いかけまわしたり
くらいしか思い浮かびませんw
では実装です
それでは作業に入りましょう

プレーンなメカボさん

ではこちらがSIG552用FETスイッチです
全長は長め、配置としてはP90なんかと同じ配置ですね
取り付け自体はいつも通り信号線をはんだ付けし、Ver3系メカボなので配線は外を這わせるだけです
とはいえ、位置取りが案外厄介

ユニットとメカボの間は大体14センチくらい間があると組みやすいかと
このクリアランスは短く取りすぎるとハンドガードの組み付けに苦労する羽目になります
ハンドガードへの配線経路はマグプルACRなんかと同じく溝に這わせるだけなので特に問題ないんです
が

この隙間が狭い
通常タイプの28AWGの信号線ではきついきつい
なので出品用は小改良済みです


サクッと下半分を組んでしまいました
で、いよいよ結合です

SIGはアッパー側に配線を通すための溝が走ってます
この位置に線を通して行くのですが、これが結構ぎりぎり
当初は配線保護のためチューブをかませていた弾ですがとてもじゃないが通らないので取っちゃいました

何とか入れ込み結合
ユニットは大体この位置
試作品でこのいりなので出品分はもうちょっと前になっているかと
コネクタをバッテリーハウジングにとおして完成
軽いんですよねえ、これ
スイッチのほうはまた出しときますんでご入り用の際にはよろしくお願いします
SIGというとお金持ちの銃ってイメージがあるせいかあんまり使っているのが思い浮かびませんね
個人的には
①シールズ とりあえずなんか特殊作戦?
②厚生省衛生2課 化け猫とガチで殴り合い。時々①や海兵隊と撃ち合い?
③PMC ただしAチームの連中を追いかけまわしたり
くらいしか思い浮かびませんw
では実装です
それでは作業に入りましょう

プレーンなメカボさん

ではこちらがSIG552用FETスイッチです
全長は長め、配置としてはP90なんかと同じ配置ですね
取り付け自体はいつも通り信号線をはんだ付けし、Ver3系メカボなので配線は外を這わせるだけです
とはいえ、位置取りが案外厄介

ユニットとメカボの間は大体14センチくらい間があると組みやすいかと
このクリアランスは短く取りすぎるとハンドガードの組み付けに苦労する羽目になります
ハンドガードへの配線経路はマグプルACRなんかと同じく溝に這わせるだけなので特に問題ないんです
が

この隙間が狭い
通常タイプの28AWGの信号線ではきついきつい
なので出品用は小改良済みです


サクッと下半分を組んでしまいました
で、いよいよ結合です

SIGはアッパー側に配線を通すための溝が走ってます
この位置に線を通して行くのですが、これが結構ぎりぎり
当初は配線保護のためチューブをかませていた弾ですがとてもじゃないが通らないので取っちゃいました

何とか入れ込み結合
ユニットは大体この位置
試作品でこのいりなので出品分はもうちょっと前になっているかと
コネクタをバッテリーハウジングにとおして完成
軽いんですよねえ、これ
スイッチのほうはまた出しときますんでご入り用の際にはよろしくお願いします
2015年07月16日
FETをつけよう SIG552編
暑い!
なんか部屋が日当たり良すぎてクーラーが利かないorz
でもなあ、しぐちゃん来たからなあ、やるって言っちゃったもんなあ

というわけでSIG552です
残念ながら550ではありません
同じ中古なら550でもいいような気もしたんですが、フィールドではあんまり見かけませんしねえ
海外メーカー製はあれこれあるようですが、最近マルイのはあんまり見なくなりましたしねえ
短いけど223が撃てる銃、しかもそこそこあたることでおなじみ、SIG550のカービンショーティ(?)ですな
なんか某ボルトアクション歩兵銃の最高傑作みたいな表現ですが
早速分解

ハンドガードを外して



ねじ四か所外します

マガジンハウジング内のプレートをマイナスドライバで外して
ハンドガード内の結束バンドは切っておきましょう

で、アッパーとロアーが分離できます

ばらし終えたらとりあえずロアーばらしましょう
グリップ周りは特に難しくないので省略


はい、アンビセレクターです
両方のレバーに六角が付いているのでこいつを外します
内側にプラのキャップがありますが、これがまた優れモノ

セレクターレバーばらした時によくある「スプリングどっかいったー!!」を防いでくれる優れモノです
このキャップの下にスプリングが入っているので、なくさないように
これのおかげでセレクターレバーの着脱がかなり楽ですね
まあ、部品点数は増えるんですが

ではこんにちわメカボさん
メカボはフレームを左右に広げながら引っこ抜きます
アンビセレクタのガンのご多分にもれず外装部品多めです
これらを取っ払って

クリーンなメカボさんこんにちわ

スイッチは純正だとしたと側面に端子が出てますね
FET化したら普通のVer3で問題なくなりそうですが
さて、メカボ取り出しまで無事にたどり着きました
次回はFET取り付けです
なんか部屋が日当たり良すぎてクーラーが利かないorz
でもなあ、しぐちゃん来たからなあ、やるって言っちゃったもんなあ

というわけでSIG552です
残念ながら550ではありません
同じ中古なら550でもいいような気もしたんですが、フィールドではあんまり見かけませんしねえ
海外メーカー製はあれこれあるようですが、最近マルイのはあんまり見なくなりましたしねえ
短いけど223が撃てる銃、しかもそこそこあたることでおなじみ、SIG550のカービンショーティ(?)ですな
なんか某ボルトアクション歩兵銃の最高傑作みたいな表現ですが
早速分解

ハンドガードを外して



ねじ四か所外します

マガジンハウジング内のプレートをマイナスドライバで外して
ハンドガード内の結束バンドは切っておきましょう

で、アッパーとロアーが分離できます

ばらし終えたらとりあえずロアーばらしましょう
グリップ周りは特に難しくないので省略


はい、アンビセレクターです
両方のレバーに六角が付いているのでこいつを外します
内側にプラのキャップがありますが、これがまた優れモノ

セレクターレバーばらした時によくある「スプリングどっかいったー!!」を防いでくれる優れモノです
このキャップの下にスプリングが入っているので、なくさないように
これのおかげでセレクターレバーの着脱がかなり楽ですね
まあ、部品点数は増えるんですが

ではこんにちわメカボさん
メカボはフレームを左右に広げながら引っこ抜きます
アンビセレクタのガンのご多分にもれず外装部品多めです
これらを取っ払って

クリーンなメカボさんこんにちわ

スイッチは純正だとしたと側面に端子が出てますね
FET化したら普通のVer3で問題なくなりそうですが
さて、メカボ取り出しまで無事にたどり着きました
次回はFET取り付けです
2015年07月15日
FETをつけよう マルイM14
さて、今回はM14です
なんかえらい初期のころにちょろっとふれたっきりでしたが、ひょんなことからマルイ純正のM14メカボに触る機会がありましたのでこれを機にマルイ純正メカボ対応型も作ってしまいましょう

早速マルイメカボさんです
CYMAメカボと違ってメカボ右側面にセイフティと連動したカットオフスイッチがあります
実はこの工夫、FETを組むうえではかなり有効な安全策だったり

このカットオフスイッチを動力線に経由させることによって、万が一の際には物理的に回路を開けてしまいますので、FETの暴走に伴い通電しっぱなしになっても安心です
他のメカボだとなかなかこの手の仕掛けは作り辛いんですが、実はヒューズ以上に確実な安全策でもあるんですな
なにしろ回路が閉鎖されなければ電気ってものは流れないので、こういう仕掛けがあると万が一の時も迅速に通電をカットできますからね

で、こちらがマルイM14専用FETスイッチです
マイナス側がやたら長いのですが、これは上記のカットオフスイッチを経由しなきゃならないため長く作ってあります
まあ、多少加工が必要なんですけどね

プラス側はこれまで同様、モーターへつないでしまいます
マイナス側はいったんモーターを通り過ぎ、カットオフスイッチの端子(下のほう)まで線を引っ張ります
端子のところまで来たら、動力線をそこでカット、被覆を剥いて端子にはんだ付け

で、ぶった切った先のほうはカットオフスイッチの端子(上のほう)にはんだ付け
そこからモーターのマイナスの端子につなぎます
これで動力線の作業は完了

次に信号線をつけていきます
信号線はいつものここ、トリガースイッチの端子にはんだ付けです
上下に端子が分かれていますのでそれぞれに一本ずつはんだ付け
動力線と信号線はビニテかなんかでモーターに巻きつけてしまうと信号があっちこっちに行かなくなるのでやっておいたほうがいいでしょう
これで完成です
動力線がテフロン線になっているのでサイクルはちょっと上がるかな?
今回は動力線のカットがあるのでいつもよりちょっと難しいかも
とはいえそこまで難しいわけでもありませんが
動力線は若干長めに切ってあるので実際には適宜適当なサイズにしていただければと
こちらもいつも通りヤフオクに出しておきます
ご興味のある方はどうぞ
以上、マルイ純正M14用スイッチでした
なんかえらい初期のころにちょろっとふれたっきりでしたが、ひょんなことからマルイ純正のM14メカボに触る機会がありましたのでこれを機にマルイ純正メカボ対応型も作ってしまいましょう

早速マルイメカボさんです
CYMAメカボと違ってメカボ右側面にセイフティと連動したカットオフスイッチがあります
実はこの工夫、FETを組むうえではかなり有効な安全策だったり

このカットオフスイッチを動力線に経由させることによって、万が一の際には物理的に回路を開けてしまいますので、FETの暴走に伴い通電しっぱなしになっても安心です
他のメカボだとなかなかこの手の仕掛けは作り辛いんですが、実はヒューズ以上に確実な安全策でもあるんですな
なにしろ回路が閉鎖されなければ電気ってものは流れないので、こういう仕掛けがあると万が一の時も迅速に通電をカットできますからね

で、こちらがマルイM14専用FETスイッチです
マイナス側がやたら長いのですが、これは上記のカットオフスイッチを経由しなきゃならないため長く作ってあります
まあ、多少加工が必要なんですけどね

プラス側はこれまで同様、モーターへつないでしまいます
マイナス側はいったんモーターを通り過ぎ、カットオフスイッチの端子(下のほう)まで線を引っ張ります
端子のところまで来たら、動力線をそこでカット、被覆を剥いて端子にはんだ付け

で、ぶった切った先のほうはカットオフスイッチの端子(上のほう)にはんだ付け
そこからモーターのマイナスの端子につなぎます
これで動力線の作業は完了

次に信号線をつけていきます
信号線はいつものここ、トリガースイッチの端子にはんだ付けです
上下に端子が分かれていますのでそれぞれに一本ずつはんだ付け
動力線と信号線はビニテかなんかでモーターに巻きつけてしまうと信号があっちこっちに行かなくなるのでやっておいたほうがいいでしょう
これで完成です
動力線がテフロン線になっているのでサイクルはちょっと上がるかな?
今回は動力線のカットがあるのでいつもよりちょっと難しいかも
とはいえそこまで難しいわけでもありませんが
動力線は若干長めに切ってあるので実際には適宜適当なサイズにしていただければと
こちらもいつも通りヤフオクに出しておきます
ご興味のある方はどうぞ
以上、マルイ純正M14用スイッチでした
2015年07月13日
マイクロスイッチの件
今回はマイクロスイッチのお話

一部の電動ガンで採用されているマイクロスイッチです
銅板のスパークスイッチに比べクリック感が確かで、セミオートの切れが良くなる……ような気がする?とかいろいろ言われています
有名なところだとA&KのMINIMI系統などのメカボックスや、ARMY FORCEとかがVer2メカボックスでもマイクロスイッチ仕様になっているものもありますね
後はマグプルもマイクロスイッチメカボ好きですねえ

ACRもPDRもマイクロスイッチです(写真はPDR)
あとはS&Tの64式小銃もマイクロメカボですね
まあ、全体的にちょっとコアなガンに使われてます
さて、マイクロスイッチですがメーカー純正品は国内だとほとんど見かけません
データシートとかはもちろんネット上で閲覧できるんですが、国内で売ってるところは見たことが無いですねえ
というわけで近いところの国産品
安心安全高品質のオムロン製品ではこんなところ
ARMY FORCE等Ver2マイクロスイッチメカボ
V15-1-A5

マグプル系ACR、PDR
V10-1-A4

A&K MINIMI系
V15-2-A5

といったところになります
オムロンのV型マイクロスイッチの型番なんですが
V(定格電流)-(スイッチの形式)-A(動作圧力)
になっておりまして、それぞれ違いがあります
定格電流
当然ながら定格電流はでかいに越したことはありません
とはいっても一般的にはいいとこ15Aくらいまでがマイクロスイッチとしては普通に売られているものですね
メーカーのほうに頼めば16くらいまでは特注で作ってもらえます
前回頼んだ時は2日くらいでやってくれました
まあ、FETと組み合わせならば全く問題ないんですが
スイッチの形式
電動ガンで使う場合大体押しピン方式(1)、ヒンジ付き(2)ですね
押ししろのほうもACRメカボに関しては問題ありで、スイッチ側レバーにちょっとした加工が必要になるそうで
動作圧力
オムロンの場合数字が小さくなれば小さくなるほど軽く、大きくなるほど重くなります
マグプル系とS&TはA4、ARMY FORCE製はA5ですね
スイッチのメカボックスへの実装ですが、MINIMI以外はすべて加工が必要になります
加工といっても端子を折るという作業でして、それほど難しくはありません
力の掛け方を間違えるとスイッチの筐体が割れるので、慎重に行きましょう
実装に際し、信号線をはんだ付けしていく形になるんですが、これはACR以外は一緒です
はんだ付けの個所は裏面にモールドされてる『COM』と『3』の端子にはんだ付けです
これはピンが押し込まれて通電する場合ですね
ACRの場合のみ『COM』と『1』にはんだ付けです
あれだけなぜかしちめんどくさいトリガーメカになってるんですな
MINIMIの場合は加工は必要なしで、接続は『COM』と『2』です
しかも端子を折る必要もないうえ、信号線にファストン端子をつけておけばはんだ付けすら不要です
これまで出品していたV15-2-1A5に加えV10-1-A4やV15-1-A5も出品していこうと思います
まあ、FETと併用限定ではあるんですが、スイッチの破損の際についでにアップグレードみたいな感じでやっていただければと
以上、マイクロスイッチの話でした

一部の電動ガンで採用されているマイクロスイッチです
銅板のスパークスイッチに比べクリック感が確かで、セミオートの切れが良くなる……ような気がする?とかいろいろ言われています
有名なところだとA&KのMINIMI系統などのメカボックスや、ARMY FORCEとかがVer2メカボックスでもマイクロスイッチ仕様になっているものもありますね
後はマグプルもマイクロスイッチメカボ好きですねえ

ACRもPDRもマイクロスイッチです(写真はPDR)
あとはS&Tの64式小銃もマイクロメカボですね
まあ、全体的にちょっとコアなガンに使われてます
さて、マイクロスイッチですがメーカー純正品は国内だとほとんど見かけません
データシートとかはもちろんネット上で閲覧できるんですが、国内で売ってるところは見たことが無いですねえ
というわけで近いところの国産品
安心安全高品質のオムロン製品ではこんなところ
ARMY FORCE等Ver2マイクロスイッチメカボ
V15-1-A5

マグプル系ACR、PDR
V10-1-A4

A&K MINIMI系
V15-2-A5

といったところになります
オムロンのV型マイクロスイッチの型番なんですが
V(定格電流)-(スイッチの形式)-A(動作圧力)
になっておりまして、それぞれ違いがあります
定格電流
当然ながら定格電流はでかいに越したことはありません
とはいっても一般的にはいいとこ15Aくらいまでがマイクロスイッチとしては普通に売られているものですね
メーカーのほうに頼めば16くらいまでは特注で作ってもらえます
前回頼んだ時は2日くらいでやってくれました
まあ、FETと組み合わせならば全く問題ないんですが
スイッチの形式
電動ガンで使う場合大体押しピン方式(1)、ヒンジ付き(2)ですね
押ししろのほうもACRメカボに関しては問題ありで、スイッチ側レバーにちょっとした加工が必要になるそうで
動作圧力
オムロンの場合数字が小さくなれば小さくなるほど軽く、大きくなるほど重くなります
マグプル系とS&TはA4、ARMY FORCE製はA5ですね
スイッチのメカボックスへの実装ですが、MINIMI以外はすべて加工が必要になります
加工といっても端子を折るという作業でして、それほど難しくはありません
力の掛け方を間違えるとスイッチの筐体が割れるので、慎重に行きましょう
実装に際し、信号線をはんだ付けしていく形になるんですが、これはACR以外は一緒です
はんだ付けの個所は裏面にモールドされてる『COM』と『3』の端子にはんだ付けです
これはピンが押し込まれて通電する場合ですね
ACRの場合のみ『COM』と『1』にはんだ付けです
あれだけなぜかしちめんどくさいトリガーメカになってるんですな
MINIMIの場合は加工は必要なしで、接続は『COM』と『2』です
しかも端子を折る必要もないうえ、信号線にファストン端子をつけておけばはんだ付けすら不要です
これまで出品していたV15-2-1A5に加えV10-1-A4やV15-1-A5も出品していこうと思います
まあ、FETと併用限定ではあるんですが、スイッチの破損の際についでにアップグレードみたいな感じでやっていただければと
以上、マイクロスイッチの話でした
2015年07月12日
FETをつけよう クルツハイサイ編
2015年07月10日
FETをつけよう P90リベンジ!
さて、前回作ったP90用ですが実装していきます

このP90、とんでもないキメラでして、外装はG&Gのもの、バレル・チャンバーは社外品、メカボに至っては中華製とまさにキメラ状態です
さっくりメカボックスを取り出します
いつもながら取り出しやすいVer7は楽でいいです

では既存のFETスイッチを取り外して

はい、前回作ったP90用です
放熱板の分ユニットがでかくなっていますが熱効率が良くなっていますので継続射撃も楽楽ですな
つけ方は簡単
メカボを開ける必要が無いためかなーり楽です

ノーマルからの場合も同じくこの状態にします
側面スイッチの、モーターとつながっている線を外して

外したところにFETユニットから伸びている信号線をつけます
後は動力線をモーターにつないで完了
なんですが、このメカボについているEG30000は、実は本来モーター端子をつなぐタブが折れてしまっているのです
そこで昨今ですとHK417でもやっているY字端子を使ってみます

端子の反対側についているこの小さなビスを緩めて端子をかませます
後は締めこんでおしまい
Y字端子を丸型端子に変えても大丈夫
この方法だと線がちぎれるかビスの頭が飛ぶか、あるいはビスを素直に緩めない限りどんなに銃を振り回しても外れません
反面AKやP90みたいにメカボとモーターが一体化しているメカボならやりやすいのですが、そうでないメカボ、たとえばVer2だと結構めんどくさいですね
もちろんヤフオク出品版は通常のファストン端子でモーター端子をつけてます
丸型端子も出そうかなあ……

このP90、とんでもないキメラでして、外装はG&Gのもの、バレル・チャンバーは社外品、メカボに至っては中華製とまさにキメラ状態です
さっくりメカボックスを取り出します
いつもながら取り出しやすいVer7は楽でいいです

では既存のFETスイッチを取り外して

はい、前回作ったP90用です
放熱板の分ユニットがでかくなっていますが熱効率が良くなっていますので継続射撃も楽楽ですな
つけ方は簡単
メカボを開ける必要が無いためかなーり楽です

ノーマルからの場合も同じくこの状態にします
側面スイッチの、モーターとつながっている線を外して

外したところにFETユニットから伸びている信号線をつけます
後は動力線をモーターにつないで完了
なんですが、このメカボについているEG30000は、実は本来モーター端子をつなぐタブが折れてしまっているのです
そこで昨今ですとHK417でもやっているY字端子を使ってみます

端子の反対側についているこの小さなビスを緩めて端子をかませます
後は締めこんでおしまい
Y字端子を丸型端子に変えても大丈夫
この方法だと線がちぎれるかビスの頭が飛ぶか、あるいはビスを素直に緩めない限りどんなに銃を振り回しても外れません
反面AKやP90みたいにメカボとモーターが一体化しているメカボならやりやすいのですが、そうでないメカボ、たとえばVer2だと結構めんどくさいですね
もちろんヤフオク出品版は通常のファストン端子でモーター端子をつけてます
丸型端子も出そうかなあ……
2015年07月09日
FETの放熱 ~試作FET群
はあ、何とか論文間に合った……
正直まだ書き足りないけどとりあえず様子見
指導教授の査読が怖い
某事件のおかげでただでさえ厳しい論文審査がさらに厳しくなったそうでさらに怖い
あまりに怖いのでとりあえずかねてから考えてた事をやってほんの少し現実逃避しよう
さあ、行きますよ
今回はFETの放熱のお話とそれに伴う試作FET群のお話です
FETは熱を持ちます
それは通電時のON抵抗であったり、ON,OFFを繰り返すことで発生するものであったりですが、今回は前者への対策です
というより後者への対策はSBDをユニットに組み込んでしまえばほぼ無視できるのであんまり問題になりません
きっかけは先日取引のあった方からの質問
「LMGとFETって相性悪いの?」(意訳)
というものでした
これまで作ってきたものは実際の運用はともあれあくまで「アサルトライフル、サブマシンガン、ハンドガン」といったものへの搭載を前提としておりました
これらの銃種はまあ、一般的には継続的な連射で制圧射撃を行うよりは、短連射やセミオートでの運用ですね
しかしLMGは異なります
機関銃はその黎明期から砲兵の一形態(ガトリングガンとか)から防衛線における歩兵火力の補強(マキシム機関銃とか)、さらには歩兵小隊の中核的火力(MG34とか)へと変化していきました
いずれも「小銃よりも継続的に火力を発揮可能である」という点において、戦闘での役割を果たしているという点においては共通しています
まあ、この辺はジョン・C・エリスの「機関銃の社会史」(ちくま学芸文庫刊)にその導入への苦労を含めて詳述されているので、興味のある方はどうぞ
さて、そんなわけでLMGはより継続して射撃することが求められます
ゲームでもたとえ性能的にM4やAKと変わらないとしても、MINIMIなりRPKなりが射撃していると心強かったりおっかなかったりした経験は、一回くらいはあるでしょう
もちろん電動ガンですから、その気になれば300連マガジンなりC-MAGなりぶち込めばその役割を担えるんですが、ここで問題なのは「継続して射撃しなければならない」ということです
冒頭のON抵抗の話にここで戻るわけです
FETは電気を流している間、自身の中から熱が発生します
これはあらゆる電導体が電気を流すとき、それぞれの構成物に応じて一定の抵抗を持っており、その抵抗によってはこばれるエネルギーの一部が熱として失われているのです
これを極端に低下させるのが超電導なんですが、まあそんなことは「今のところ」電動ガンには関係ありません
FETもれいがいではないのです
さて、FETは熱に弱いです
なのであんまり熱くなりすぎると熱暴走を起こし、ほとんどの場合FETは破壊されます
FETがすっ飛んだ時、ユニットが触れないほど熱くなるのはこのためです
では、この熱をどうにかして逃がさなければなりません
ここでいくつかの方法があげられます
一つは根本的な解決である「超低ON抵抗のFETを使う」
これはまあ探せば結構あるものです
ただし、一般的なTO-220規格(3713とかで見られるあの三本脚の奴)ではなかったり、そもそも専用基板とのセットで運用というパターンが多いです
もう一つは放熱用の部品を搭載するという方法
今回はこれをやっていきます
一口に放熱器を増設といっていもいろいろあります
①放熱シート
放熱用のシートです
熱伝導率の高い素材でできたシートであったり、表面が微細な凹凸で覆われて表面積が多くなるようになっているシートです
作業で行くと一番手軽で、しかも絶縁性も備えているものもあるので、いろいろ便利です
モノによっては分厚い両面テープと似たような仕様なので他の放熱器とセットで使うことも可能です
難点はそれほど高い放熱効果は期待できないこと
ちなみにミニミPARA用の2石スイッチはデフォルトでつけてます
②放熱グリス
シリコングリスに金属粉を混ぜ込んで放熱を行うものです
素子に塗って使います
ほかの放熱器と組み合わせることも可能ですが、問題はこのグリス自体が電気を通すことがあるということ
変な塗り方をすると漏電してしまいあぼんです
③放熱器
金属製の格子や放熱フィンでできた放熱器です
パソコンなんかでも開けてみると使われています
表面積を広げることにより放熱を助けます
グリスや放熱シートと併用可能で、効率よく排熱ができます
問題はその構造上飛躍的にユニットの大型化を招くこと
④液冷
エチレングリコールか液体窒素にでも放り込んでおきますかねえ
まあ現実的ではないですね
⑤ペルチェ素子
小型冷却機なんかで使われる素子で、電気を流すと熱を移動させることができます
素子の表面から裏面へ放熱していくことができるので小型のものをユニットに搭載することによって継続して放熱していくことができるかと
問題は電気を流さなければ駆動しないので消費電力ががががががが
⑥空冷
超小型のファンを組み込んで風を当てて強制冷却!
うーん、雷電みたいですね
好きなんですけどね、雷電
かっこいいじゃないですか、あの「でかいエンジンに強武装、足は速いが着陸ががががが」という玄人向けの飛行機って
ええ、もちろん現実的じゃないですよ?
FETサイズのファンはなくはないですが当然ユニットが巨大化します
そんなわけでいろいろ検討した結果、放熱シートと放熱器の合わせ技で行ってみます
サクッと作ってみますね

背面の部分に放熱シートを張り

表面の放熱フィンに放熱両面テープを張り

超小型の放熱器を搭載
なんか特注品なのか、お店のほうでは「あるだけしかないよー」とのこと
ちょうど放熱フィンのサイズにぴったりです
ちなみに放熱シートや両面テープを張った部分、実は電気が流れます
絶縁をちゃんとしておかないとおっかないのですが放熱シートは絶縁性があるのでちょうどよいですね
このレイアウトにしたのは、可能な限り既存のユニットのレイアウトを崩さないため
外形が変わらないのでこれまでの汎用品と同じく使えるはず
さらについでにかねてから放っておいたP90用のFETを交換してしまいましょう
ごくごく簡単な奴、うちで作ってる1型を放り込んでありました
このままでも全く問題なかったんですがまあせっかくですし

デデドン
ごつくなりました
つけられるところには全部放熱器積んでみた
隙間の大きなP90だからできる荒技ですな
メガ盛とでも名付けましょうか
一応理論上はこれでFETの熱が効率よく排出されるはず
正直まだ書き足りないけどとりあえず様子見
指導教授の査読が怖い
某事件のおかげでただでさえ厳しい論文審査がさらに厳しくなったそうでさらに怖い
あまりに怖いのでとりあえずかねてから考えてた事をやってほんの少し現実逃避しよう
さあ、行きますよ
今回はFETの放熱のお話とそれに伴う試作FET群のお話です
FETは熱を持ちます
それは通電時のON抵抗であったり、ON,OFFを繰り返すことで発生するものであったりですが、今回は前者への対策です
というより後者への対策はSBDをユニットに組み込んでしまえばほぼ無視できるのであんまり問題になりません
きっかけは先日取引のあった方からの質問
「LMGとFETって相性悪いの?」(意訳)
というものでした
これまで作ってきたものは実際の運用はともあれあくまで「アサルトライフル、サブマシンガン、ハンドガン」といったものへの搭載を前提としておりました
これらの銃種はまあ、一般的には継続的な連射で制圧射撃を行うよりは、短連射やセミオートでの運用ですね
しかしLMGは異なります
機関銃はその黎明期から砲兵の一形態(ガトリングガンとか)から防衛線における歩兵火力の補強(マキシム機関銃とか)、さらには歩兵小隊の中核的火力(MG34とか)へと変化していきました
いずれも「小銃よりも継続的に火力を発揮可能である」という点において、戦闘での役割を果たしているという点においては共通しています
まあ、この辺はジョン・C・エリスの「機関銃の社会史」(ちくま学芸文庫刊)にその導入への苦労を含めて詳述されているので、興味のある方はどうぞ
さて、そんなわけでLMGはより継続して射撃することが求められます
ゲームでもたとえ性能的にM4やAKと変わらないとしても、MINIMIなりRPKなりが射撃していると心強かったりおっかなかったりした経験は、一回くらいはあるでしょう
もちろん電動ガンですから、その気になれば300連マガジンなりC-MAGなりぶち込めばその役割を担えるんですが、ここで問題なのは「継続して射撃しなければならない」ということです
冒頭のON抵抗の話にここで戻るわけです
FETは電気を流している間、自身の中から熱が発生します
これはあらゆる電導体が電気を流すとき、それぞれの構成物に応じて一定の抵抗を持っており、その抵抗によってはこばれるエネルギーの一部が熱として失われているのです
これを極端に低下させるのが超電導なんですが、まあそんなことは「今のところ」電動ガンには関係ありません
FETもれいがいではないのです
さて、FETは熱に弱いです
なのであんまり熱くなりすぎると熱暴走を起こし、ほとんどの場合FETは破壊されます
FETがすっ飛んだ時、ユニットが触れないほど熱くなるのはこのためです
では、この熱をどうにかして逃がさなければなりません
ここでいくつかの方法があげられます
一つは根本的な解決である「超低ON抵抗のFETを使う」
これはまあ探せば結構あるものです
ただし、一般的なTO-220規格(3713とかで見られるあの三本脚の奴)ではなかったり、そもそも専用基板とのセットで運用というパターンが多いです
もう一つは放熱用の部品を搭載するという方法
今回はこれをやっていきます
一口に放熱器を増設といっていもいろいろあります
①放熱シート
放熱用のシートです
熱伝導率の高い素材でできたシートであったり、表面が微細な凹凸で覆われて表面積が多くなるようになっているシートです
作業で行くと一番手軽で、しかも絶縁性も備えているものもあるので、いろいろ便利です
モノによっては分厚い両面テープと似たような仕様なので他の放熱器とセットで使うことも可能です
難点はそれほど高い放熱効果は期待できないこと
ちなみにミニミPARA用の2石スイッチはデフォルトでつけてます
②放熱グリス
シリコングリスに金属粉を混ぜ込んで放熱を行うものです
素子に塗って使います
ほかの放熱器と組み合わせることも可能ですが、問題はこのグリス自体が電気を通すことがあるということ
変な塗り方をすると漏電してしまいあぼんです
③放熱器
金属製の格子や放熱フィンでできた放熱器です
パソコンなんかでも開けてみると使われています
表面積を広げることにより放熱を助けます
グリスや放熱シートと併用可能で、効率よく排熱ができます
問題はその構造上飛躍的にユニットの大型化を招くこと
④液冷
エチレングリコールか液体窒素にでも放り込んでおきますかねえ
まあ現実的ではないですね
⑤ペルチェ素子
小型冷却機なんかで使われる素子で、電気を流すと熱を移動させることができます
素子の表面から裏面へ放熱していくことができるので小型のものをユニットに搭載することによって継続して放熱していくことができるかと
問題は電気を流さなければ駆動しないので消費電力ががががががが
⑥空冷
超小型のファンを組み込んで風を当てて強制冷却!
うーん、雷電みたいですね
好きなんですけどね、雷電
かっこいいじゃないですか、あの「でかいエンジンに強武装、足は速いが着陸ががががが」という玄人向けの飛行機って
ええ、もちろん現実的じゃないですよ?
FETサイズのファンはなくはないですが当然ユニットが巨大化します
そんなわけでいろいろ検討した結果、放熱シートと放熱器の合わせ技で行ってみます
サクッと作ってみますね

背面の部分に放熱シートを張り

表面の放熱フィンに放熱両面テープを張り

超小型の放熱器を搭載
なんか特注品なのか、お店のほうでは「あるだけしかないよー」とのこと
ちょうど放熱フィンのサイズにぴったりです
ちなみに放熱シートや両面テープを張った部分、実は電気が流れます
絶縁をちゃんとしておかないとおっかないのですが放熱シートは絶縁性があるのでちょうどよいですね
このレイアウトにしたのは、可能な限り既存のユニットのレイアウトを崩さないため
外形が変わらないのでこれまでの汎用品と同じく使えるはず
さらについでにかねてから放っておいたP90用のFETを交換してしまいましょう
ごくごく簡単な奴、うちで作ってる1型を放り込んでありました
このままでも全く問題なかったんですがまあせっかくですし

デデドン
ごつくなりました
つけられるところには全部放熱器積んでみた
隙間の大きなP90だからできる荒技ですな
メガ盛とでも名付けましょうか
一応理論上はこれでFETの熱が効率よく排出されるはず