2016年05月30日
FETをつけよう 次世代HK416C編
さて、お待たせしました
HK416C、実装編です
HK416Cの場合給電方法が複数あるというユニークな構造になっています
ここで考えられる構造は3つです
1.前方配線の改良型
ハンドガード内にユニットを収納し、RASに取り付けたバッテリーケースから電源を供給する方式
一番シンプルながら416Cの売りの一つであるバッテリーマガジンを使用できなくなるという難点もありますが一番シンプルな方法です
2.マガジン給電オンリー型
ユニット収納位置は同じくハンドガード内ですが、給電はマガジンからのみになります
安全性は一番高いですが、マガジンの性質上携行弾数は制限されます
3.ハイブリッド型
上記2種を兼ね備えた型になります
給電経路が二系統になるので、構造が複雑になり、かつ取り付けも難度が跳ね上がります
これら三種あるわけですが、一応全部作ってみます
そんなわけで今回はまず1から

ででどん
構造的には通常の前方配線用セパレートの下半分とHK416C専用のユニットとなります
P90などのように「行って、戻って」という構造になり、配線が全部同じ方向から出ている形になります
さらに今回はユニット側とメカボ側で線材を変えてあります
本来なら同じ線材の方がいいのですが、この紫の線はやや硬いので同じ太さの柔軟性の高いラップタイプの線材でユニットを作っています
これによりハンドガード内やバッテリーケースまでの取り回しが楽になります
さて、前回取り出したメカボックスです
配線経路としてはノーマルの場合は「ハンドガード内コネクタ=バッテリー側端子=スイッチ=モーター」という経路になっています
スパークスイッチゆえの極めてシンプルな回路になっていますね
ところがFETを付ける場合は今回やる方式でも
「バッテリー=FET=モーター
↓
スイッチ 」
となります
そんなわけで既存配線は取っ払ってしまいメカボ側の線を設置していきます
前配線のみを生かす場合はメカボ下側についているこの端子はとってしまっても構いません
いつものようにスイッチ端子に信号線をはんだ付けしてメカボを閉じます

外側にある配線抑えを元に戻し、信号線と動力線を抑え込んでいきます
このときしっかり押さえこんでいかないと次世代マガジンを使用するときにマガジンと線が干渉してしまうのでご注意を
出口側(ノズル側)の線を出た直後に上にあげておくような形で癖をつけとくといいかもです
さあメカボを閉じたら今度はロアフレームを組んでいきます
組み立て自体は他のM4系と一緒です
一か所フレーム左側面のストックシャフトのガイドが別パーツになっているのでこちらをつけ忘れないように
組みあがったら今回の一番の難所です
アッパーとの結合です


動力線・信号線は純正配線と同じくガスピストンのダミーが入っていたアッパーフレームの穴から出していくんですがこれが難しい
構造上、バレル周りはこのとき一緒にメカボに取り付けてから組んでいく必要があるんですが、これによって配線を誘導する難度が跳ね上がります
コツとしてはちょっと面倒でもアッパー側はバレルナット、アウターバレルを外しておくか、

こちらのような補助具を使うとよいかもしれません
100均で売っているひも通し(裁縫道具です。きんちゃく袋のひもを通したりするのに使うアレ)

ここさえクリアしてしまえばあとは何の問題もありません
ハンドガードを外した状態でユニットを合体させます

おおよそ純正配線でヒューズユニットが入っていたあたりに持ってくるか、ガスピストンが入っていたところに置いてやってもいいでしょう

……いま気が付きましたが、セパレートのバッテリーならハンドガード内に入んないかコレ
まあそれはおいおいということで
ハンドガードを取り付けていきます
組む時にコネクタをあらかじめアクセスハッチから出しておくか、近くに配置しておくと組んだ後でコネクタが出てこないっていう悲劇を防げるでしょう

で、完成
単純にゲームでバリバリ撃つぜ!という場合はこの方式でいいでしょう
バッテリーマガジンはリアカンなので、某海外ショップの再現動画のようになってしまう可能性が微レ存(ウェビングが際限なく増殖して鎖帷子のようになっていました)
個人的にはやはりこれとマガジンアダプターで楽しくスタンダートのマガジンを使います
石を投げられそうですが
次回は2または3の方式、と行きたいところですが次世代M4後方配線の改良の話
HK416C、実装編です
HK416Cの場合給電方法が複数あるというユニークな構造になっています
ここで考えられる構造は3つです
1.前方配線の改良型
ハンドガード内にユニットを収納し、RASに取り付けたバッテリーケースから電源を供給する方式
一番シンプルながら416Cの売りの一つであるバッテリーマガジンを使用できなくなるという難点もありますが一番シンプルな方法です
2.マガジン給電オンリー型
ユニット収納位置は同じくハンドガード内ですが、給電はマガジンからのみになります
安全性は一番高いですが、マガジンの性質上携行弾数は制限されます
3.ハイブリッド型
上記2種を兼ね備えた型になります
給電経路が二系統になるので、構造が複雑になり、かつ取り付けも難度が跳ね上がります
これら三種あるわけですが、一応全部作ってみます
そんなわけで今回はまず1から
ででどん
構造的には通常の前方配線用セパレートの下半分とHK416C専用のユニットとなります
P90などのように「行って、戻って」という構造になり、配線が全部同じ方向から出ている形になります
さらに今回はユニット側とメカボ側で線材を変えてあります
本来なら同じ線材の方がいいのですが、この紫の線はやや硬いので同じ太さの柔軟性の高いラップタイプの線材でユニットを作っています
これによりハンドガード内やバッテリーケースまでの取り回しが楽になります
さて、前回取り出したメカボックスです
配線経路としてはノーマルの場合は「ハンドガード内コネクタ=バッテリー側端子=スイッチ=モーター」という経路になっています
スパークスイッチゆえの極めてシンプルな回路になっていますね
ところがFETを付ける場合は今回やる方式でも
「バッテリー=FET=モーター
↓
スイッチ 」
となります
そんなわけで既存配線は取っ払ってしまいメカボ側の線を設置していきます
前配線のみを生かす場合はメカボ下側についているこの端子はとってしまっても構いません
いつものようにスイッチ端子に信号線をはんだ付けしてメカボを閉じます
外側にある配線抑えを元に戻し、信号線と動力線を抑え込んでいきます
このときしっかり押さえこんでいかないと次世代マガジンを使用するときにマガジンと線が干渉してしまうのでご注意を
出口側(ノズル側)の線を出た直後に上にあげておくような形で癖をつけとくといいかもです
さあメカボを閉じたら今度はロアフレームを組んでいきます
組み立て自体は他のM4系と一緒です
一か所フレーム左側面のストックシャフトのガイドが別パーツになっているのでこちらをつけ忘れないように
組みあがったら今回の一番の難所です
アッパーとの結合です
動力線・信号線は純正配線と同じくガスピストンのダミーが入っていたアッパーフレームの穴から出していくんですがこれが難しい
構造上、バレル周りはこのとき一緒にメカボに取り付けてから組んでいく必要があるんですが、これによって配線を誘導する難度が跳ね上がります
コツとしてはちょっと面倒でもアッパー側はバレルナット、アウターバレルを外しておくか、
こちらのような補助具を使うとよいかもしれません
100均で売っているひも通し(裁縫道具です。きんちゃく袋のひもを通したりするのに使うアレ)

ここさえクリアしてしまえばあとは何の問題もありません
ハンドガードを外した状態でユニットを合体させます

おおよそ純正配線でヒューズユニットが入っていたあたりに持ってくるか、ガスピストンが入っていたところに置いてやってもいいでしょう

……いま気が付きましたが、セパレートのバッテリーならハンドガード内に入んないかコレ
まあそれはおいおいということで
ハンドガードを取り付けていきます
組む時にコネクタをあらかじめアクセスハッチから出しておくか、近くに配置しておくと組んだ後でコネクタが出てこないっていう悲劇を防げるでしょう

で、完成
単純にゲームでバリバリ撃つぜ!という場合はこの方式でいいでしょう
バッテリーマガジンはリアカンなので、某海外ショップの再現動画のようになってしまう可能性が微レ存(ウェビングが際限なく増殖して鎖帷子のようになっていました)
個人的にはやはりこれとマガジンアダプターで楽しくスタンダートのマガジンを使います
石を投げられそうですが
次回は2または3の方式、と行きたいところですが次世代M4後方配線の改良の話
2016年05月10日
FETをつけよう 次世代HK416C 準備&個人的評価編
さて、416Cです
HK416の前後小さくコンパクトにしてみたって感じのブツです
コンセプトとしては「ちっちゃくて火力がある奴だろ?こんなんでどうだ?」って感じですな
個人的には数年前の某書泉グランデで見かけた「マージナル・オペレーション」の表紙絵で女の子が持ってる絵が印象に残ってますが
ちなみにその時の感想は
「子ども兵に416Cとかどんだけ金のある組織なんだよ」
だったのは秘密です

マルイの次世代ってことでまあ実写性能に関してなんら不安を持っていないわけで
一番気になるのは売りの一つ、マガジン内蔵型のバッテリーです


モノ自体は単純で、「空きスペースにバッテリーを組みこんでみた。でもってそれで電源供給してみた」というものです
このシステム自体は非常に興味がありましたので導入と相成ったわけです
二系統の電源供給手段という野心的なシステムですが、ぱぱっと考えたメリット・デメリットは以下の通り
メリット
・銃の外観を崩さないで動かせる
個人的に非常に大きなメリットです
バッテリーケースをレイルに乗っけるというのはあんまり好きではないので
あと当然ながら余計なものをつけなくていい分軽くできます
・安全性の確保
電源が銃本体に内蔵されたバッテリーである場合、当然ながらマガジンが入っていなくてもモーターは回るわけで暴発の危険性は否めないわけです
まあ、バッテリーを外しておけばいいだけなんですがそれもそれで面倒な機種もあるわけで
しかもFET併用時なら暴走という危険もゼロではないわけで
万が一暴走してもマガジンが刺さっていなければ電源そのものがつながっていないので問題なしです
そんなわけで容易にバッテリーが排除できるというのは個人的にはありがたいですね
あ、もちろん可能な限り暴走しないFETスイッチを作る努力はしますよ?
デメリット
・専用マガジンの問題
上記のメリットを生かすには専用マガジンが必要です
まあ同時にバッテリーも数を必要とされますな
この辺の投資は必然っちゃ必然ですが
・装弾数の制限
マガジン内のスペースを食う以上ダイレクトにここにかかってきます
30発なのでリアカンで問題ないのですが、ゲームで正面切って撃ち合う人には厳しいかもしれません
当然携行弾数を増やそうと思ったらマガジンそのものを増やさねばならず……
逆にこのシステムを組み込んでM4を作ればタクトレやる人には便利かもですね
とまあ前座はこのくらい
このブログの主な目的は自作FETスイッチをどのように取り付けるのか、ということを大きな目的としていますので本題に入りましょう
なにはなくともとりあえず分解せねばなりません
では分解
①ハンドガードの取り外し
バッテリーがストック収納になっている416と異なりCは前方配線もあります
大きな特徴である2系統の電源のせいですね
そのため分解に当たりまずはハンドガードを外して前側の配線を外していかねばなりません
特徴的なボルトでの取り付けになっているハンドガードは、Cになっても継承されとります
実銃ならすリングの金具で回すように設計されているのですが、残念ながらマルイの416にそれはありません

専用工具もありますが、今回は暫定的に大きめのマイナスドライバとプライヤで回しました
このボルトを外してやるとするっと抜けますので外してやると、前側配線とヒューズボックスが出てきます
-側はファストン端子、+側は個人的にもなじみ深いATSヒューズにつながっています


②アッパーフレーム取り外し
まあ、ほかのM4系統と同じです、はい
③ストック取り外し
416Cの大きな特徴である伸縮ストックです
つくりがよく、某海外メーカーのものと異なりするする動きます
個人的にはバットプレーともっと大きいといいなあ
これの外し方はまあいつも通り
ストックレンチでリングを緩め、動くようになったら回して外します
このときストックポジションはリングを外すときは縮め、ストックを外すときは伸ばしてやりましょう
④ロアフレーム分解
うん、ここまで来るとめっちゃ普通です
M4系統と何ら変わりません
せいぜいアンビ用のギアをなくさないようにするくらいでしょうか
電源系がグリップより前に集中しているので配線が通っていないため、グリップを外せばそのままギアは落ちていきます
⑤メカボ取り出し
416Cの場合、ストックのシャフトガイドが追加されているので、メカボ取り出しの際には左側のガイドがボルトリリースと一緒に外れます
右は外れません
なくさないようにご注意を
というわけでメカボまで到着です
ここがマガジン側の接続端子です
構えたとき左側に来る方がマイナスになります
そして、実はこのメカボ

当然のように他のM4フレームに入ります
つまり、ほかのM4系次世代に移植可能なんですな
これは期待に胸が膨らむ方も多いのでは
次回はFET化
HK416の前後小さくコンパクトにしてみたって感じのブツです
コンセプトとしては「ちっちゃくて火力がある奴だろ?こんなんでどうだ?」って感じですな
個人的には数年前の某書泉グランデで見かけた「マージナル・オペレーション」の表紙絵で女の子が持ってる絵が印象に残ってますが
ちなみにその時の感想は
「子ども兵に416Cとかどんだけ金のある組織なんだよ」
だったのは秘密です

マルイの次世代ってことでまあ実写性能に関してなんら不安を持っていないわけで
一番気になるのは売りの一つ、マガジン内蔵型のバッテリーです


モノ自体は単純で、「空きスペースにバッテリーを組みこんでみた。でもってそれで電源供給してみた」というものです
このシステム自体は非常に興味がありましたので導入と相成ったわけです
二系統の電源供給手段という野心的なシステムですが、ぱぱっと考えたメリット・デメリットは以下の通り
メリット
・銃の外観を崩さないで動かせる
個人的に非常に大きなメリットです
バッテリーケースをレイルに乗っけるというのはあんまり好きではないので
あと当然ながら余計なものをつけなくていい分軽くできます
・安全性の確保
電源が銃本体に内蔵されたバッテリーである場合、当然ながらマガジンが入っていなくてもモーターは回るわけで暴発の危険性は否めないわけです
まあ、バッテリーを外しておけばいいだけなんですがそれもそれで面倒な機種もあるわけで
しかもFET併用時なら暴走という危険もゼロではないわけで
万が一暴走してもマガジンが刺さっていなければ電源そのものがつながっていないので問題なしです
そんなわけで容易にバッテリーが排除できるというのは個人的にはありがたいですね
あ、もちろん可能な限り暴走しないFETスイッチを作る努力はしますよ?
デメリット
・専用マガジンの問題
上記のメリットを生かすには専用マガジンが必要です
まあ同時にバッテリーも数を必要とされますな
この辺の投資は必然っちゃ必然ですが
・装弾数の制限
マガジン内のスペースを食う以上ダイレクトにここにかかってきます
30発なのでリアカンで問題ないのですが、ゲームで正面切って撃ち合う人には厳しいかもしれません
当然携行弾数を増やそうと思ったらマガジンそのものを増やさねばならず……
逆にこのシステムを組み込んでM4を作ればタクトレやる人には便利かもですね
とまあ前座はこのくらい
このブログの主な目的は自作FETスイッチをどのように取り付けるのか、ということを大きな目的としていますので本題に入りましょう
なにはなくともとりあえず分解せねばなりません
では分解
①ハンドガードの取り外し
バッテリーがストック収納になっている416と異なりCは前方配線もあります
大きな特徴である2系統の電源のせいですね
そのため分解に当たりまずはハンドガードを外して前側の配線を外していかねばなりません
特徴的なボルトでの取り付けになっているハンドガードは、Cになっても継承されとります
実銃ならすリングの金具で回すように設計されているのですが、残念ながらマルイの416にそれはありません

専用工具もありますが、今回は暫定的に大きめのマイナスドライバとプライヤで回しました
このボルトを外してやるとするっと抜けますので外してやると、前側配線とヒューズボックスが出てきます
-側はファストン端子、+側は個人的にもなじみ深いATSヒューズにつながっています


②アッパーフレーム取り外し
まあ、ほかのM4系統と同じです、はい
③ストック取り外し
416Cの大きな特徴である伸縮ストックです
つくりがよく、某海外メーカーのものと異なりするする動きます
個人的にはバットプレーともっと大きいといいなあ
これの外し方はまあいつも通り
ストックレンチでリングを緩め、動くようになったら回して外します
このときストックポジションはリングを外すときは縮め、ストックを外すときは伸ばしてやりましょう
④ロアフレーム分解
うん、ここまで来るとめっちゃ普通です
M4系統と何ら変わりません
せいぜいアンビ用のギアをなくさないようにするくらいでしょうか
電源系がグリップより前に集中しているので配線が通っていないため、グリップを外せばそのままギアは落ちていきます
⑤メカボ取り出し
416Cの場合、ストックのシャフトガイドが追加されているので、メカボ取り出しの際には左側のガイドがボルトリリースと一緒に外れます
右は外れません
なくさないようにご注意を
というわけでメカボまで到着です
ここがマガジン側の接続端子です
構えたとき左側に来る方がマイナスになります
そして、実はこのメカボ

当然のように他のM4フレームに入ります
つまり、ほかのM4系次世代に移植可能なんですな
これは期待に胸が膨らむ方も多いのでは
次回はFET化
タグ :HK416C