2014年05月21日

ショットキーバリアダイオード

なにやら巷ではショットキーバリアダイオードが流行のようで
以前にも触れましたが改めて

ショットキーバリアダイオード

ショットキーバリアダイオード

ショットキーバリアダイオード


ショットキーバリアダイオードの役割は単純にいってしまうと「逆方向には電気を通さない」というダイオードの性質を利用し、モーターからの逆起電流を防いでくれるというものです

小学校の理科で習ったかと思いますが、モーターというものは実は回すと電気が発生します
もちろん電源につないでいるときはそうではないのですが、電源がカットされたときに停止する際にほんのわずかですが発電してしまい、それがスイッチやFETに悪さする、というものです

スイッチへの悪さに関しては何度か触れたような気もしますが、通電するとき、通電カットされたときにスパークが発生し、それがスイッチ端子を焼いてしまう、というもので、それを防ぐためにFETをつけます
しかしFETは逆向きの電流には弱いため、本当は保護してあげる回路が必要だったりします

まあ、IRL3713とか3813とかだとなくても案外平気で動いてしまったりしますが、ハイサイとか負担の大きなセッティングならつけておいたほうがいいでしょうなあ

ちなみにIRLU8743を使った「次世代M4後方配線」と「小型FETシリーズ」は標準でセットにしています
ほかもオプションでつけられます

そんなわけで単品販売することにしました

フルサイズ電動向けのものとコン電・電ハン向けの二種類

ショットキーバリアダイオード

左がフルサイズ用
モーターへの取り付け用に丸型端子がついてます
G&Pなど一部のモーターはビスの部分にかませてもびみょーに通電箇所に触れないので、ブラシの部分なんかにかますか、適当なところに半田付けです

右はコン電/電ハン用
こっちはもっと単純に、動力線と一緒に半田付けしてしまいます

ちなみに逆相にくっつけるとよくないのは一緒です
サイクルが極端に落ち、最終的にSBDが発熱します

ショットキーバリアダイオード

SBDは某メーカーが出しているSBDが使っているSK54と同スペック(SR54 40V4A)で形が二周りほど小さいです
ほとんどのグリップに収まるかと思われます

FETのように完璧にスイッチを保護できませんが、配線を変える必要がないので取り付け簡単、サイクルも変わりません
スペースの制約なんかで「FETはちょっと取り付けるのが大変」という場合はつけておいて損はないかと

リポ使ってるとスイッチこんがりからは逃れられませんからねえ




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Posted by 猫工作兵  at 07:33 │カスタム トイガン FET リポバッテリー