2015年02月09日
LCT AS VAL 分解と整備
今回はLCTのAS VALです
年末に整備依頼でうちに来ていたんですがあれやこれやで手が付いていなかったんですが
AS VAL自体は特殊な方々向けの消音ライフルだそうで、ロシア系の特殊な方々が跳梁するお話ではよく見かけますね
ゲームでもちょろちょろ見かけますし
DRAKER THAN BLACK 流星の双子というアニメで頭のほうでFSBの皆さんがこれの狙撃銃バージョンであるところのVSSヴィントレスのほうを使ってましたな
9×39とライフル弾としては大口径で重たい弾を亜音速で飛ばすことで消音効果を高めているんだそうな
このカートリッジ自体も新型弾薬のご多分にもれずバリエーション展開を図っていますがコンパクトアサルトライフルという需要があるんだかないんだかというジャンルになってしまうので今一つ日の目を見ていないみたいですが
さて、分解です
ちょろっと探しても分解してるサイトとか見当たらなかったので分解も見ていきましょう
まずはバッテリースペースを兼ねたサプレッサーの部分を外します
サプレッサーの付け根の下側にボタンがあり、ここを押すとサプレッサーが回ります
この後、このボタンを押しながらハンドガードを前へ抜いていきます
ハンドガードを外し、今度はメカボの抜き取りにかかります
まずはサプレッサー基部のいもねじをはずすと、バレルとチャンバーが前へずれるようになります
続いてマズル側のいもねじを外すと、インナーバレル・チャンバーがフリーになりますので、それらを前へずらす
そのあとはグリップとボルトカバーを外します
グリップはオーソドックスな底でビス止め方式になってます
セレクターはAKとは異なる機構になってます
ここまで外せばあとはAK系統の電動ガンよろしくセレクターを外すここでメカボが抜けるようになるのですが、この個体はセレクター軸のねじがかなりきっちり閉まっているらしく、ちょっとやそっとじゃ動きそうになかったのですな
なのでセレクタープレートとリンクしているここのねじを外します
これでメカボはフリーになり、上へ抜けますが、造りがタイトなので慎重に抜いていく必要があります
あっさりメカボの表面に擦り傷がつきます
また、セレクタープレートはアームでセレクターレバーとリンクしていますので、精密ドライバーなんかで押さえてひきぬく形です
メカボを抜くと一緒にセレクタープレート、左側セレクター(?)が一緒に出てきますがセレクター周りはビス止めされていないので簡単に抜けます
なくさないように注意です
はいメカボご開帳
一見オーソドックスなVer3ですが、VS VALの場合グリップ側にセミ・フルのセレクターがありますので、うっかりなくさないように
なくすとセミオンリーになります
ピンで刺さっているだけで実質フリーなので、メカボをひっくり返せばあっさり抜けます
さて、では内部ですが……さすがLCT、あんまり手の入れるところがないです
なので今回は清掃とグリスだけ
ではFETです
構造としては次世代AKに近い構成になってます
バッテリースペースがサプレッサー内部なので前配線、ボルトカバー内チャンバー横にユニットを収容です
出品版ではこの構造
一応2石でも収容できるよう確認済み
結構タイトですが
取り付け自体は通常のVer3系統と変わりません
スイッチ端子についている配線をとって代わりに信号線をはんだ付け
ユニットはチャンバーわきに来る形になります
しかしこちらは持ち主様の意向のもと、セパレートタイプで作ってます
なのでバッテリースペース内に入る感じです
別によくFETをすっ飛ばすからというわけではなく、単純にチーム内でのバッテリーコネクタの問題から複数の同仕様のユニットを用意しておこう、という試みになっています
引っ張れば外れるファストン端子を使っているので万が一すっ飛んだ時も迅速に対処できたりします
さて、このAS VAL用FETも需要があるんだかないんだかよくわかりませんが、とりあえずまた出品しておきます
なんだか最近はいろいろなメーカーででてますからねえ、AS VAL
他社のレイアウトがどうなっているかわかりませんが他社製をお使いの方にも参考になればいいです
次回はまた64式さんが送られてきたので整備しつつマイクロスイッチの換装実験などやってみようかと
年末に整備依頼でうちに来ていたんですがあれやこれやで手が付いていなかったんですが
AS VAL自体は特殊な方々向けの消音ライフルだそうで、ロシア系の特殊な方々が跳梁するお話ではよく見かけますね
ゲームでもちょろちょろ見かけますし
DRAKER THAN BLACK 流星の双子というアニメで頭のほうでFSBの皆さんがこれの狙撃銃バージョンであるところのVSSヴィントレスのほうを使ってましたな
9×39とライフル弾としては大口径で重たい弾を亜音速で飛ばすことで消音効果を高めているんだそうな
このカートリッジ自体も新型弾薬のご多分にもれずバリエーション展開を図っていますがコンパクトアサルトライフルという需要があるんだかないんだかというジャンルになってしまうので今一つ日の目を見ていないみたいですが
さて、分解です
ちょろっと探しても分解してるサイトとか見当たらなかったので分解も見ていきましょう
まずはバッテリースペースを兼ねたサプレッサーの部分を外します
サプレッサーの付け根の下側にボタンがあり、ここを押すとサプレッサーが回ります
この後、このボタンを押しながらハンドガードを前へ抜いていきます
ハンドガードを外し、今度はメカボの抜き取りにかかります
まずはサプレッサー基部のいもねじをはずすと、バレルとチャンバーが前へずれるようになります
続いてマズル側のいもねじを外すと、インナーバレル・チャンバーがフリーになりますので、それらを前へずらす
そのあとはグリップとボルトカバーを外します
グリップはオーソドックスな底でビス止め方式になってます
セレクターはAKとは異なる機構になってます
ここまで外せばあとはAK系統の電動ガンよろしくセレクターを外すここでメカボが抜けるようになるのですが、この個体はセレクター軸のねじがかなりきっちり閉まっているらしく、ちょっとやそっとじゃ動きそうになかったのですな
なのでセレクタープレートとリンクしているここのねじを外します
これでメカボはフリーになり、上へ抜けますが、造りがタイトなので慎重に抜いていく必要があります
あっさりメカボの表面に擦り傷がつきます
また、セレクタープレートはアームでセレクターレバーとリンクしていますので、精密ドライバーなんかで押さえてひきぬく形です
メカボを抜くと一緒にセレクタープレート、左側セレクター(?)が一緒に出てきますがセレクター周りはビス止めされていないので簡単に抜けます
なくさないように注意です
はいメカボご開帳
一見オーソドックスなVer3ですが、VS VALの場合グリップ側にセミ・フルのセレクターがありますので、うっかりなくさないように
なくすとセミオンリーになります
ピンで刺さっているだけで実質フリーなので、メカボをひっくり返せばあっさり抜けます
さて、では内部ですが……さすがLCT、あんまり手の入れるところがないです
なので今回は清掃とグリスだけ
ではFETです
構造としては次世代AKに近い構成になってます
バッテリースペースがサプレッサー内部なので前配線、ボルトカバー内チャンバー横にユニットを収容です
出品版ではこの構造
一応2石でも収容できるよう確認済み
結構タイトですが
取り付け自体は通常のVer3系統と変わりません
スイッチ端子についている配線をとって代わりに信号線をはんだ付け
ユニットはチャンバーわきに来る形になります
しかしこちらは持ち主様の意向のもと、セパレートタイプで作ってます
なのでバッテリースペース内に入る感じです
別によくFETをすっ飛ばすからというわけではなく、単純にチーム内でのバッテリーコネクタの問題から複数の同仕様のユニットを用意しておこう、という試みになっています
引っ張れば外れるファストン端子を使っているので万が一すっ飛んだ時も迅速に対処できたりします
さて、このAS VAL用FETも需要があるんだかないんだかよくわかりませんが、とりあえずまた出品しておきます
なんだか最近はいろいろなメーカーででてますからねえ、AS VAL
他社のレイアウトがどうなっているかわかりませんが他社製をお使いの方にも参考になればいいです
次回はまた64式さんが送られてきたので整備しつつマイクロスイッチの換装実験などやってみようかと
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