2018年05月19日

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


では、さっそくやっていきましょう

今回はスタンダートM4系前方配線 改です


スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


テストベットとして扱うのはGE製のKAC PDWです
PDWは以前にもDBOYsやVFCなど扱ったことがあるんですが、なりの割に重たいので結局あんまり使わなかったんですな
GE製はプラボディなので大変軽い
これは怠惰に身をむしばまれた私にはアクセサリつけても軽く感じるのでいいですね

プラボディっていう割に剛性もしっかりしていますので、構造とも相まって下手をするとマルイのスタンダートより安心感があります

先日晴れて実戦デビューさせましたが、やはり軽さは強さですねえ
メカボの素性もよかったのですが、一方チャンバー周りはだめだめだったので、導入の際にはきっちり整備しないとだめでしょう


今回の配線の大きな特徴は、FETユニットをフレーム内、チャンバーわきに配置することによって、バッテリースペースの圧迫を最低限に抑えることができる点です
これはPEQ型などのバッテリーケース使用時には結構重要で、ただでさえ狭い空間にFETユニットを入れ込まないで済む分、バッテリー選びにほんの少しですが幅が生まれます

もちろんMOEなどのハンドガードや、マルイのM4パトリオットなどのハンドガード内にバッテリーを入れ込む際にも邪魔になりません

このアイディア自体はHK416Cの時に当初考えていたのですが、次世代M4系のチャンバーとは相性が悪く、結局ものになりませんでした

チャンバー形状が縦にスマートなスタンダートM4系であれば、チャンバーのわきにFETユニットを入れ込む余地があります
これはM16A1系やその後のM4A1系、VFCなどのドラム式、果てはA&KのMASADAなんかでも使えます

ユニットもこれまでのものよりコンパクトにしてあります
ロープロファイル系で使っているBUK9Eをメインにしていますが、同じ規格のIRLS3813等もつかえますが、多分普段使っているIRLB3813なんかでも行けるでしょう

まあこの辺はお好みで対応できるようにしましょうか

今回電線は取り回しを考えて18AWGにしてあります
この電線、少々細身なんですが普段使っている16AWGの電線(オレンジのやつ)と性能はほとんど変わらないくせに取り回しがよいので大変重宝しています
自分用はもう全部これでいいんじゃないかと思うほどに

大まかなスペックとしては

動力線:18AWG(0.8sq)テフロン銀メッキ線
信号線:汎用耐熱ビニル配線
FETユニット:BUK9E、保護回路、SBD付き
ヒューズ:ATS 25A

って感じです

電動ガンを回すには十分な性能になっているFETユニットなのですが、ロネックスとかを回すのであればSBDはモーター側にもつけておいた方がいいかもですねえ

なお、ブログ更新をさぼっている間にこのカテゴリのユニットはさらに高性能なFETを搭載したものへと進化した模様
On抵抗が3813系のFETより低くなるってうっそだろぉ……

さて、では実際に取り付けていきましょう

いつも通りの作業ですが、メカボックスを開けて既存配線を取り払います

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


取り払ったらFET配線を付けていきます

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


前側は大体このくらい引っ張り出しておけばちょうどチャンバーの横にユニットが来ます
位置決めはあらかじめメカボックスとバレル周りを組み合わせてやった方がいいでしょう


では信号線をはんだ付けしていきます
きっちりではなくちょっと余裕を持たせてやると万が一位置決めをしくじってもリカバー可能ですし、組み上げ時に力がかかっても耐えられる範囲が広がります

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


メカボを閉じて、ガンに組み込みます


スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW

ロアフレーム一式を組み上げたら、次はアッパーと結合します

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


GEのPDWの場合、アウターバレルとガスブロック周りは先に外しておくと組みやすいです
写真のようにマガジンを指してチャンバー周りを固定してしまうと入れ込みやすいですね

配線の前半分をがらんどうになったアッパーフレーム内に通し、バレル基部側面のスリットからコネクタを出しておきます

あとはアウターバレル、ガスブロックを組み付けて行き完成

写真がBKとDEで混じっていますが、実は短期間に二丁やってます
ゲーム仲間の方をオルグすることに成功しまして、その方の分ですね


非常に軽く、コンパクトで、かつM4マガジンがささる、と個人的には非常に扱いやすい好きな銃です
実銃の方はコンセプトマシンみたいなもんでしたが、トイガンの方はゲームウェポンとして優秀です

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW

スタンダートM4系FETスイッチ・前方配線改  GE製KAC PDW


自分用のはガスチューブを撤去してフレーム内にバッテリーを収納するようにしてあるのでバッテリーケースもありませんし、予備の長物として荷物に加えることも可能ですね

軽く、小さく、M4マグが刺さり、かつストックもあるといういろいろメリットがあります
公共交通機関でフィールドへ向かう方にもおすすめですねえ

というわけで、KAC PDWでした




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Posted by 猫工作兵  at 08:02 │カスタム トイガン FET リポバッテリー