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Posted by ミリタリーブログ  at 

2021年10月09日

次世代M4系統向け リコイルキャンセル用FET

お久しぶりです
もう何周遅れだかわからない次世代M4リコイルキャンセル化とそのためのFET配線、そしておまけ機能です

マルイの次世代といえば、昨今はMP5で驚異の性能を誇っていますが、今回は次世代シリーズの原点、M4系統のお話です
まあ、最近のマルイのガンは箱出しFET付なのでいじるところがないんですよね
まあ、マルイ製品はいじらない方が多くの場合最高性能を発揮しますが
使い込んでガタが来てからいじるってのが正解でしょうねえ

さて、今回のお品はこちら




構成としては小型ユニット、それにコネクタのセパレート化です
小型ユニットにしたのはこれまでの次世代M4系で使用していたものであることと、バッファーチューブの加工を最小限にできるという点です
コネクタのセパレート化を図っているのも同様の理由です
理屈の上ではこれまでのセパレート配線でも取り付け可能ではあるのですが、サイドのスリットでも入れない限りチューブ内での接続は困難極まるでしょう
というわけで新設計です

必要な工具は通常の分解に必要な工具に加え

はんだごて
コイン
バッファチューブに穴開け可能な工具、リューターやドリルなど

が必要になります


リコイルキャンセル加工としてはストック側の加工のみでできます
手順としては
Ⅰ バッファチューブ内のリコイルユニットの撤去
Ⅱ スプリングガイドの設置
Ⅲ 配線経路の確保
となります


Ⅰ バッファーチューブ内のリコイルユニットの撤去
 エンドキャップをコインや腕時計用のドライバなどで外します
 するとリコイルユニット一式(おもり、ガイドシャフト、スプリング)が取り出せます

Ⅱ スプリングガイドの設置
 STD電動ガン用スプリングガイドのうち、後ろ側からM5ビスで固定できるものを調達します
 多くの場合ガイドの回転を抑える爪があるので、それを切り落とし、根元の部分を円に近い形に成型します
 その後バッファーチューブにM5ビスを使って元々おもりのシャフトが通っていた穴を通し、固定します

Ⅲ 配線経路の確保
 さて、今回の肝、というか一番厄介な加工です
 バッファチューブの穴開けの場所ですが、コード押さえ(NGM4‐39)の取り付け用レールのフレーム側(ねじが切ってある方)を起点として65ミリの場所から長さ25ミリ、幅10ミリ程度の穴をあけます
私は今回リューターのダイヤモンド砥石で長辺を切りこみを複数入れ、すのこ状にしてから斜めにクロスに切って大まかに穴をあけ、開口部の面取りをして仕上げるというめんどくさいやり方をしましたが、万力とインパクトドライバなどでドリルで穴をあけるなどの方法の方がおそらく楽です






これで一番の難関はクリアです


FET配線の設置ですが、通常のSTD M4の後方配線の様に配線を後ろ側に出す引き方なので省略
いつものように信号線をメカボスイッチに一本ずつはんだ付けです
メカボックスからモーターへ伸びる動力線はおおよそ11~13センチ程度出るように調整すればOKです


ではバッファチューブを取り付けます
先に配線をバッファリングとスイベルに通しておきます





そののち、バッファリングをチューブに取り付けていきますが、この時配線の被覆を破らないように注意しながらリングを回していきます
必要ならバッファチューブの配線経路用の溝の一部を削ってもいいかもしれません


バッファリングはいったん反対側まで回し切ってしまい、バッファチューブを回転させられるようにしておきます



リング、スイベル、配線がねじれないよう注意しながらチューブをフレームにねじ込んで行きます
チューブの角度を調整しながら引っかけレンチなどでリングを閉め込みます



チューブの固定が済んだら配線の収納です
まずヒューズとコネクタを外します


次に配線を開口部から差し込み、中に入れ込んで行きますチューブのエンド側から外したコネクタとヒューズを配線に取り付けます
バッテリーとの接続時にはコネクタは折り曲げて接続します



コード押さえを取り付け、動作確認をします
問題がなければストックを取り付け完成

本体側の加工が必要になるややめんどくさい施工でしたが、すとっ給チューブ内にバッテリーを入れられるのでストックの選択が広がります

まあ、純正ストックでいい、という場合は大容量タイプを付けちゃえば問題解決なんですけどね

  


Posted by 猫工作兵  at 08:00Comments(0)トイガンカスタム次世代M4 FET取付け