2019年01月27日

FETをつけよう AA12編

更新が遅れてしまいすいません
最近は冷え込みが厳しいせいかオフトゥンの呪縛から逃れることが厳しいですね
ガスのM4もいじってはいますが寒さで活躍の場がありません
あったかくなったらゲームでも使ってあげたいですね

FETをつけよう AA12編


さて、今回はAA12です

AA12はなかなかに野心的なコンセプトのショットガンです
他のショットガンにないフルオート可能な12ゲージショットガン、しかもボックスまたはドラムマガジンと、ひき肉こさえることしか考えてないんじゃねーの?というガンですね
散弾をフルオートでばらまくとか一体どういう状況で使うんでしょうか?

そういえばこの銃は昨年、新たな任務に就かれた故リー・アーメイ氏が自身の番組でショットガンの歴史を紹介する際に取り上げていました
好きだったなあ、あの番組

さて、マルイの新たなジャンルの開拓というこのAA12なんと純正でFET搭載です
おもちゃとしての信頼性を重視するマルイにしては珍しい試みではあったので、最初珍しいことをしてるなあ、と思いました
まあ、後々紹介しますが、この場合「FET搭載せざるを得なかった」という雰囲気ですが
しかしこのFETやたら高機能です
電圧監視機能を搭載しているので一定範囲外の電圧はカットしてくれる優れものです
実際、メカの構成上おそらく高電圧でブイブイ言わせるとほどなくピストンがお亡くなりになるのは必至かと思われます
決して、決して出来心で14.8Vをつないだりしてはいけません

FETをつけよう AA12編


さもないと恐ろしいことが起きるでしょう
どうか、悲劇を繰り返さないで

が、逆にいえばバッテリーは純正を使う以外の選択肢が大きく制限されるということでもあります
バッテリーの特性上モーターの立ち上がりなどでタイムラグが生じるので、やはりレスポンスは何とかしたいところ
ということから、当初よりFETスイッチ製作のご相談を受けていたのですが、これまでは寸法から製作していました
今回は実物を入手して現物合わせをして改良していきたいと思います

では前口上はこのあたりで切り上げて、本題に入りましょう

まずは分解です
ばらさなければ話になりません

FETをつけよう AA12編
①スイベルの取り外し
ストック側スイベルを外します
プラスねじ二本なので特に気にせず外せます

FETをつけよう AA12編

FETをつけよう AA12編

②トリガーガード周りの分解
ロックボタンを押しながら下側のプレートをずらし、六角でビスを外し、下側のトリガーガードをはずします
そののちにグリップ内のストッパーを外します

FETをつけよう AA12編

③サイドのビスを外します
留め具はダミーでビスで止まっているのでこちらも六角で外します
これでモナカ構造のボディはフリーになりますので、後ろ方向にずらして外します

この状態でも取り付けできなくはないですが、作業しやすくするために反対側も外してしまいましょう

FETをつけよう AA12編
FETをつけよう AA12編

④マガジンレールの取り外し
レール基部の二本のビスを六角で外します
そののちにレールを前側に傾けて外します


FETをつけよう AA12編
FETをつけよう AA12編

⑤モナカ左側の取り外し
セレクターをフルオートに合わせ、内部ユニットを抜きます

FETをつけよう AA12編

というわけでメカご開帳
すごく……大きいです
まあ中身がひとまとめになっているのでさもありなん、というところですが
FETをつけよう AA12編


さてこの部分が問題のFETユニットです

4石ユニットの薄型ユニットです
Nチャンネル(スイッチオンで通電)とPチャンネル(スイッチオフで通電)がそれぞれ二石の構成になっています

FETをつけよう AA12編

信号線もコネクタが付いており、小型のZRコネクタになっています

ではFETユニットを外していきましょう
まずはユニットの四隅の子ねじを外します
非常に小さいねじですので、なくさないようにご注意を

FETをつけよう AA12編

で、モーター側
振動対策のために通常のモーター端子からY字端子になっています
HK417なんかでもやっていたつなぎ方ですが、着脱にドライバーが必要な半面、通常仕様でほぼ外れることはないという確実な接続方法でもあります

ついでに純正のヒューズユニットも外してしまいます
FETの側の電圧警告LEDが付いていますが丸ごと外します

外したところで今度は当方製作のFETに交換していきましょう
先にも述べたようにFETの信号線もコネクタが付いているので今回は全くはんだごてを使いません

一応モーター端子を通常のファストン端子で作っています
今のところこれでも問題ありませんでしたが、Y字端子への変更も可能です

FETをつけよう AA12編

FETユニットは純正より分厚くなっているのでメカボックスのここの部分、くぼんでいるところに来るようjにしてあります
2石化もできるくらいのスペースはありますので、必要であればやっておくといいかもしれません

信号線はZRコネクタをつけてあるのではめるだけです
以上でユニットの取り付けは完了

組み立てに入ります
配線経路は純正配線の通りにしておきましょう
ほかの経路を這わせるとボディが閉じないのでご注意を


では取り付けたら閉じていきます
まあ、配線経路が問題なければ普通にボディが閉じられます
ヒューズユニットは配線に増設してありますので純正のヒューズユニットは不要です

バッテリーの選択の幅が広がりますので、いじっていくのであればFETの付け替えも選択の一つです

いつも通り出品していますので、ご興味があればどうぞ

Posted by 猫工作兵  at 07:00 │Comments(1)AA12

この記事へのコメント
初めまして。

AA12の記事を見ていたここにたどり着きました。

質問なのですがヤフオクに出品されているAA12用のFETには

全てヒューズは付いているのでしょうか?

教えてください。

付いているものとついていないものがあるのであれば

付いているものの種類を教えてください。

よろしくお願いします。
Posted by イノ獅子 at 2021年06月29日 20:47
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