2013年11月14日

FETをつけよう パッケージリミテッドの怪

WOTで四号が楽しい今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
105ミリ短砲身のションベン弾がイカス!

次世代M4後方配線などで使っているIRLR7833なのですが、自分用にPDW用などでも使っていてさっくりきびきび動いてます
まったく問題ないんですが、ちと気になることが

きっかけはゲーム仲間の方のHK416なんですが、ヤフオクで出しているものを組み込んでます
ただ、面実装のIRLR7833を使ったスイッチを使っていたんですが組みつけの際にうっかり閉めすぎて足を折ってしまったらしく使用不能に

現行型では足の保護をかねてチップ抵抗とユニバーサル基盤で足をサンドイッチにする構造で強度を確保しているのでご安心を
面実装パーツに限らずFETの足は案外折れてしまうんですな、あっさり
それを防ぐために基盤で足を保護するというやり方はコレまでもいろいろな方がやっておられますので安心な方法ではあります
図体が大きくなりますけどね
そこは面実装パーツでカバーw

そっちは問題なく改良ができているわけなんですが・・・・・・

FETそのものにちょっとした謎があるんですな

あ、決して悪い意味じゃないですよ
むしろ予想外というだけで

地味に知られていることなんですがIRL3713などのパワーMOSFETは一般に出ているものは実はデータシートどおりの電流は流せないという制限がありまして、うっかりすると面倒なことになるんですな

データーシートの一番下に書いてあるんですな「 Calculated continuous current based on maximum allowable junction temperature. Package limitation current is 75A.」(データシートより引用)って

要するに「この値は設計上の理論値で製品版は75Aまでしか流せないよ」ってことなんですが

実際のところ75Aもあればまったく問題ないんですがね

ちなみにIRL3813の場合は120Aまでになっとります
今後はこっちをメインに使っていくことになりそうです

で、問題のIRLR7833です
こいつもやはり制限がかかっているんですが、その値がまた問題
30A

一般にFETスイッチの場合、IDRは40A以上が望ましいみたいなことなんですが
ただ、スタンダート電動ガンを動かそうが次世代を動かそうが特に問題なくきびきび動くんですな、コレが
一応SBDは入れているのでサージ電流の吸収がうまくいっているせいなのかもしれませんが

だがしかし、現状使えてるからといって安全、だからここで完成というわけでもない

で、後釜を探したところありました

FETをつけよう パッケージリミテッドの怪

IRLR7843とIRLU7843です(一番右側のは比較用のIRL3713です)
型番を見てわかるとおり7833の後釜と思われるFETです
IRLRのほうは面実装向けなので足二本、IRLUのほうは通常の三本足です
三本足なので普通に多石化できます

FETをつけよう パッケージリミテッドの怪
IRL3713とIRLU7843高耐久型、IRLU7843二石高耐久型、IRLR7843高耐久型

で、気になるIdrなんですが理論値で160A、パッケージリミテッドで50Aとなっており、普通に使う分には特に問題なしです
特にIRLUのほうは多石化できるのでコレでとりあえずは安心です

つーわけで次世代後方配線・ロープロ型も二石化できるようになります
次世代後方は高耐久はちょっと苦しいかも二石は何とかいけそうなんですが




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Posted by 猫工作兵  at 06:00 │Comments(0)カスタム トイガン FET リポバッテリー

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